喪中はがきの書き方マナー。喪中ハガキを出す時期と文例 (2/2)
喪中はがきを出す時期や文面の構成、書き方のマナーをご紹介します。家族や身内の不幸により、新年の挨拶や年賀状がNGであることを、失礼がない手順で伝えましょう。
2. 誰がいつ亡くなったのかを明記(亡くなった日・続柄・名前・年齢)
誰の喪に服しているのかをハッキリと記します。
この事で、亡くなった事を知らなかった方々が知る事が出来ます。
具体的に、誰が何歳でいつ亡くなった事で、喪に服しているのかを伝えましょう。
この際の年齢は、一般的には数え年で書きますが、最近は満年齢で記す事もあります。
なお、受け取る側の立場に立って、文中には自分から見た故人の続柄を記します。
夫婦などの連名で出す場合は、旦那様に合わせるのが一般的です。
例:今年●月に義父 ●●●●●が九十五歳にて永眠いたしました
3. 日頃お世話になっているお礼の言葉
日頃のお付き合いに関する感謝の気持ちを伝える事も、忘れないようにしましょう。
- 旧年中に賜りましたご厚情に感謝申し上げます
- 本年中に賜りましたご厚情に感謝申し上げます
- 平素のご厚情に深く感謝申し上げます
4. 変わらぬおつき合いや支援を願う言葉
新しい年に関する挨拶の言葉も、忘れないように記します。
こちらは、行頭の一字下げはせずに、句読点を入れないのが一般的です。
- 来る年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます
- 来る年も変わらぬご指導のほど宜しくお願い申し上げます
- 明け来る年が皆様方にとりまして良き素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます
- 皆様方に素晴らしい良い年が訪れますようお祈り申し上げます
5. 投函する年号・月
喪中はがきを出す年と月を記入します。
旧年中に出す場合には「平成○○年十一月」もしくは「平成○○年十二月」となります。
なお、この場合は、西暦は使いません。
平成●年●月
6. 差出人情報
差出人の住所・電話番号・氏名を書きます。
おわりに
何となく理解していた喪中はがきのマナーを、改めて見直すことができたでしょうか?
流れ作業で作成したり、お店任せにしたりするのではなく、1つ1つ意味を考えながら作成・注文してみてはいかがでしょうか。
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コラムニスト情報
性別:女性 |
現在地:徳島県 |
職業:マナー講師
「研修の為の研修ではなく、現場で実践出来る研修」をモットーに、
現在、徳島県・香川県・愛媛県を中心に企業の社員研修・新人研修を行っております。
マニュアルの研修にならないよう、オリジナルテキストを毎回作成しております。
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