アスリートは平均8時間以上の睡眠をとる!スポーツ選手に学ぶ睡眠の重要性。 (2/2)

スポーツでトレーニング効果を最大限に高めるためには、睡眠がとても重要。トップアスリートから学ぶ眠りの重要性とは。

執筆者: 高田 彰人 職業:理学療法士、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
普通の人より、約27分多く睡眠をとっていることが判明

2010年のNHKによる国民生活時間調査では、国民の平均睡眠時間は「7時間36.7分」であると報告されています。

つまり、トップアスリートは、一般の日本国民よりも、平均27.3分多く睡眠をとっていることになります。

 

おわりに

スポーツに重要な要素として、様々なものが挙げられますが、その中でも日々のトレーニング効果を最大限に高めるためには睡眠がとても重要です。

 

この睡眠に対しても、様々な報告がありますが、アスリートにとって睡眠が不要であるという報告は極めて少なく、ほとんどが睡眠の重要性を強調するものです。

 

 

ですが、近年、睡眠を重要視しないスポーツ選手が増えているのも事実であり、これはパフォーマンスの低下や怪我の発生に繋がることもあります。

 

スポーツ指導者は、技術や体力の向上ばかりでなく、休息や睡眠の重要性を選手に伝えるような啓蒙がますます必要となってくることでしょう。

引用元

1)Cheri D.:The Effects of Sleep Extension on the Athletic Performance of Collegiate Basketball Players.SLEEP 2011;34(7):943-950.
2)島本英樹ら:大阪大学高等教育研究,2013.
3)Lindberg E, Janson C, Gislason T,Bjornsson E,Hetta J,Boman G.Sleep disturbances in young adult population: Can gender differences be explained by differences in psychological states ? Sleep,197,20(6):381!7.
4)堀 忠 雄 :『快適睡眠のすすめ』, 岩波書店,20.
5)Fukuda K, Ishihara K. Age!related changes of sleep pattern during adoles- cence. Psychiatr Clin Neurosci,201,5:231−2.

 

 
 コラムニスト情報
高田 彰人
性別:男性  |   職業:理学療法士、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

【資格】
理学療法士
認定理学療法士(スポーツ理学療法)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
日本コアコンディショニング協会マスタートレーナー

【トレーナー活動歴】
土浦日本大学高等学校
茨城県立取手松陽高等学校 男子バスケットボール部
茨城県立取手第二高等学校 男子バスケットボール部 
茨城県少年男子国体バスケットボールチーム
車椅子バスケットボール 日本代表選手

【研究分野】
体幹機能
バスケットボールの障害
足関節捻挫
疲労骨折
肉離れ

【所属学会】
日本理学療法士協会
日本整形外科スポーツ医学会
日本臨床スポーツ医学会
日本コアコンディショニング協会

【コンセプト】
①監督‐選手‐トレーナーの共通理解の徹底化
②トレーニングと障害予防の融合
③アウターマッスルとインナーマッスルの共同

【トレーナー目標】
日本が世界では通用しないと思われているスポーツ分野の底上げ

【ブログ】
バスケ選手のためのトレーニング理論
http://ameblo.jp/arinco-power55/

【アドレス】
g.torini.9@gmail.com