体が硬い人も柔らかくなる!前屈が楽にできるようになる意外な方法
前屈が楽になる簡単な方法を紹介。体が硬いとコリがひどくなるなど健康面でもマイナス。柔軟やストレッチにも応用ができるので、ぜひお試しを!
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
「体が硬い」と言った時に象徴されるのが、前屈ではないでしょうか。
体力測定でも行われる、馴染みのある柔軟性の目安です。
一方で、体が硬いことで凝りやすかったり、不便を感じたり、ちょっとした劣等感を感じてきた方もいるでしょう。
今回は、思わぬ簡単な方法で、すぐに前屈を柔らかくするやり方をご紹介します。
健康サンダルや青竹踏み、ゴルフボールを踏み転がすなど、足裏マッサージをしましょう。
すると、ふくらはぎからもも裏、お尻、背中など、背面の筋肉もゆるんでくるので、前屈が柔らかくなります。
「右回りは老化、左回りは若返り」と言われていることをご存知でしょうか。
受精してから着床するまでの受精卵は、すでに老化に向かって右回りするそうです。
一方、陸上のトラックは、力を発揮しやすい左回りです。
部屋を左回りに3回周り、止まってからも3回自転した後に前屈をすると、柔らかくなります。
耳を横に引っ張ると、後頭部がゆるんで緊張が解け、体の後ろ側が柔らかくなるので、前屈が柔らかくなります。
耳を左右に引っ張ったまま前屈をしてみましょう。
副交感神経の働きが優位になることで、リラックスした状態でストレッチができます。
前屈で伸ばしたい筋肉は、主にももの裏側の筋肉です。
伸ばしたい筋肉に力を入れて縮めようとしながらストレッチをすると、逆に「力を入れて縮めている所をゆるめろ」という信号が出るので、ゆるみやすく伸びやすくなります。
力を入れることで、筋肉は早く温まるので、短時間で効果が上がることや、力を入れるとストレッチの痛みがほとんどないことも、初心者にお勧めできる理由です。
例えば、片足を台に乗せた状態で、下へと台を押す力(ももの裏側の力)を加えながら前屈ストレッチをすると効果的です。
伸ばしたい筋肉と反対側の、反対の働きをする筋肉に力を入れて縮めることで、目的の筋肉をゆるめて伸ばしやすくする方法があります。
例えば、前屈をする時に伸ばす筋肉は、体の後ろ側にあるので、体の前側にある筋肉を縮める力を入れることで、後ろ側はゆるみやすく伸びやすくなります。
腹筋やももの前側を引き締めて力を入れる意識を持って、前屈をすると、後ろ側の筋肉の痛みも感じにくく、効果的にストレッチができます。
ストレッチと言えば「痛い、つらい」というイメージがあった方にも、痛くなく楽しく取り組めて、柔らかくなるこれらの方法。
色々な柔軟やストレッチにも応用ができます。
お役立てください。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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