止まらない咳を止める"即効性が高い"ツボ位置まとめ。手や足、背中、鎖骨など咳によく効くツボ一覧

咳を治す大根はちみつやのど飴、お薬に加えて、咳によく効くツボ押しをしてみませんか?反射区・ツボ位置図の一覧まとめ

執筆者: 高野絵梨香
咳はどうして治りにくいんだろう!

風邪を引いたあと、または少し体調を崩したとき、喉が乾燥気味のときに出る咳。

ウイルスがなくても名残りで出てしまうこともありますよね。

 

なんだか咳が長引く、咳止め薬を飲んでいてもひどい咳が続いている、そんな人はぜひ「ツボ」を押してみてください。

即効性の出やすいツボ・反射区をご紹介します。

 

ツボの押し方は?

押す、揉む、叩くという方法がありますが、共通して意識したいポイントは以下の通りです。

 

☑ 痛気持ちいいを基準にする

☑ 初めは優しめ、徐々に強くしていく

☑ 押す時間は3~5秒ほど

☑ 最低3回ほどは繰り返す

 

天突(てんとつ)

 

鎖骨に挟まれたくぼみにあります。

喉の痛みを伴う咳に効果が期待できます。

 

だん中

 

 

左右の乳頭を結んだ線の中心。
乳頭から胸の中心に向かって横になぞっていくと、くぼみがあるのでそれを押してみましょう。

たんを絡んだ咳に効果が期待できます。

 

尺沢(しゃくたく)

 

腕を裏返し、肘の内側のしわ部分の端にあります。

熱を伴う咳に効果が期待できます。

 

孔最(こうさい)

 

 

尺沢の指四本分下の位置にあります。

突発的な咳に効果が期待できます。

 

大椎(だいつい)

 

うつむいたとき、首の後ろの出っ張っている部分の、すぐ下にあります。

 

定喘(ていぜん)

 

大椎のすぐ両脇にあります。

 

咳喘点(かくぜんてん)

 

人差し指と中指の付け根の少し下にあります。

押すと少し痛い部分がそれにあたります。

 

太淵(たいえん)

 

手首の親指側の端にあります。

触れると小さく脈打っており、咳や痰、のどの痛みを緩和します。

 

延髄(えんずい)

 

親指中央のやや下あたりにあります。

咳や吐き気を抑え、呼吸器を働きをよくする効果が期待できます。

 

ツボを押して本当に治るの?

ツボは、東洋医学では「経穴」と呼ばれています。

西洋医学の「トリガーポイント(痛みに繋がる部位、神経や血管などが密集している箇所)」とも被る部分が多く、その共通割合は7割以上。

 

東洋医学的観点から見ても、西洋医学医学的観点から見ても、ツボは体の不調を示すポイントなのですね。