こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。

「このアプリ、面白くない！」「仕事多すぎてこの会社もういやだ！」「新人のあの子、かわいくない！」など、周りの物事にケチをつける人は意外と多いものです。
困ったことに、何にでもケチをつける人と一緒にいると、なんだかこっちまで面白くない気分になってきてしまいますよね。

こんなふうに感じられる人とは極力距離を置きたいものですが、学校や職場で一緒に過ごさざるを得ない場合もあるでしょう。

今回は、何にでもケチをつける「ケチつけ女子」の「ケチ」に対して、同調あるいは批判をした場合のリスクについて考えたいと思います。

ケチつけ女子への対応は、同調も批判もしないでスルーするのが一番です。

ケチつけ女子のほとんどは「かまってちゃん」です。
自分が注目の的になっていたいから、自分以外の他の人・物をけなしているのです。
同調した場合も批判した場合も、リスクがあります。

ケチつけ女子の放った文句や愚痴に同調すると、構ってもらえて嬉しがる一方で、「私の礼賛者がまたひとり増えた」的な勘違いをされることもあります。

こちらとしてはケチなどに付き合っていられず「ハイハイ、そうね」と適当に頷きながら聞いているのに、それをケチつけ女子側は「同調」「賛同」とポジティブに受け取ることも…。

ケチつけ女子からすれば「私のケチを楽しく聞いてくれているんだ」と友好的にとらえて、余計親しくしてくることもありますので注意が必要です。

また、共通の知人に対してのケチに共感を示してしまうと、「あなたも一緒に悪口を言っていた」と吹聴されてしまう危険があります。
特に、職場の上司や同僚についての「ケチつけ」や、あなたの立場を誤解されると面倒なことになる人（お局様など）に対しての「ケチつけ」には、とことんスルーを推奨します。

ケチに対して批判をしてしまうのも、またリスクがあります。

やたら根に持つ人が多いのも、ケチつけ女子の特徴。
ちょっとでも不快な経験をさせた人のことはとことん根に持ち、ネガティブな記憶ばかり残すのです。
困ったことに、こういう性質が「何にでもケチをつける」というライフスタイルの土台にもなっているのです。

ですので、一度でも、ちょっとでも批判してしまうと、ケチつけ女子は「私のことを否定した！」と極度に被害的になります。

そうすると、あなたのことを他の人たちに悪く言い始めるでしょう。
相手は「ケチつけ」に関してはベテランです。
あることないこと織り交ぜて、間違った印象、ネガティブな印象を拡散されてはたまりませんね。

ケチつけ女子は、ただ文句や愚痴を言っているだけならまだしも、たぐい稀なおしゃべりスキルで情報拡散力があるのが困りもの。
リスクマネジメントをしっかりして、職場や友だち関係の中でのあなたの立場を守りましょう。