薬膳の先生イチオシの秋のおやつは「栗」、女性に嬉しい効能が9つも!
秋が旬の栗。薬膳的にどんな効能があるのか紹介。女性に嬉しい健康・美容効果がたくさん期待できるから、身体に良い物を食べたい人におすすめ!
薬膳家が勧める秋のおやつ…と言えば、ずばり栗です。
「栗?」と思われる方も多いかもしれません。
緑黄色野菜と比べると、栄養価が高いイメージがあまりない栗ですが、薬膳的には非常に優れた食べ物として位置づけられています。
まず、最初に挙げられる良さの一つは、効能が多いことです。
食材には様々な効能があります。
例えば「血を作る」とか、「血の巡りを良くしてくれる」といったようなものです。
通常の食材は3~5つほど、そういった効能を持っています。
ところが、栗は、その効能の多さが別格!
なんと9つも効能を持っているのです。
栗は、身体を温めてくれます。
秋といえば、急激に気温が下がることもあり、冷え対策を気にしたい季節。
そんな季節の旬の食材とあって、栗は体を温める方に働く「陽の食材」として薬膳では位置づけられています。
効能が多い栗、その嬉しい効能の一つとして、血の巡りを良くしてくれる効能が挙げられます。
現代人はストレスが多く、「ストレスが多いと血の巡りが悪くなる傾向がある」と中医学では考えます。
また、冷えていても血の巡りは悪くなります。
栗は、そんなときにも有効な食材の一つということになります。
日本人は胃腸が欧米人のように強くない方が多いと思います。
それなのに食事の形態は欧米化しているため、胃腸に負担をかけていることが多いのです。
そんなときにも栗はお勧めです。
栗は胃腸のケアができる食べ物です。
そのため、旬の季節になったら、油で揚げたようなお菓子や甘いクリームのお菓子ではなく、栗のようなおやつがぴったりというわけです。
まだ他にも、栗にはすぐれた効能がいくつかありますが、この4つだけでも女性には嬉しい効能ではないでしょうか。
なお、上でお話したように、栗自体は体に良いのですが、「栗を使ったおやつ」の食べ過ぎには注意が必要です。
クリームや多量のお砂糖と混ぜてしまうと身体の余計な湿気につながったりして、身体の重だるさやむくみの原因になることも…。
今年の秋のおやつは栗を中心に、効能と味を堪能してみてください。
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こんにちは、国際中医薬膳師の茂呂です。
北京中医薬大学日本校にて本格的に薬膳の勉強をしてまいりました。
横浜を中心にスカイプを使って全国の方を対象に薬膳スクール「美カラダ」を主宰しております。
体は食べたものでできています。
冷えや生理痛、頭痛やだるさなどの体の悩みを改善する食材のご紹介や中医学を中心とした体の診方などの情報を書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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