えっ、この食べ物も「薬膳食材」?薬膳効能を持つ食材6つ
身近な薬膳食材を紹介。「むくみ解消」「疲れにくい身体を作る」「血を補って巡りを良くする」といった効果が期待できます。健康のため薬膳食材を取り入れてみませんか?
こんにちは、国際中医薬膳師の茂呂麻子です。
よく薬膳料理に使われる出番の多い食材(薬膳食材)は、意外にも身近にあります。
今回は、手軽に手に入る薬膳食材をご紹介したいと思います。
例えば「身体を温める」という効能があったとします。
すると、薬膳食材の方が、普通の食材よりそのパワーが少し強い傾向があります。
また、特に漢方薬としても使用されているものに関しては、しっかりと効能があるとされています。
これからの梅雨時に必要になる代表食材といえば「ハトムギ」です。
こちらのコラムでもご紹介したことがある「むくみに有効な食材」の一つです。
冬瓜
また、これから旬を迎える冬瓜。
こちらも梅雨時の代表的な薬膳食材と言えます。
ハトムギごはんやハトムギ茶(ハトムギ100%)でのご利用や、冬瓜スープなどは、簡単に作れる薬膳料理となります。
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疲れにくく、身体を強くしてくれる薬膳食材といえば「山芋」。
スーパーで売られている大和芋や長芋でも十分です。
山芋を乾燥させたものは「気」を補う(エネルギーを補ってくれる)漢方薬として使われることもあります。
気を継続的に補う事によって、寒さだけでなく、暑さにも強くなると言われています。
また、他によく使用されるのが「なつめ」です。
なつめチップスなども最近は出回っていますので、簡単に手に入れることが可能です。
ちなみに「なつめやし(デーツ)」とは別物ですので、知っておくとよいと思います。
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さらに「リコリス」という名前でよく知られているハーブも、漢方薬である「甘草」のことを言い、しっかりと効能がある漢方薬として使用されています。
山芋と同様に気を補ってくれるだけでなく、咳止めや痰を取り除く効能も持っていますので、風邪を引いた時などにも有効です。
私が講座の際もいつもお勧めしている食材が「黒豆」です。
黒豆はお正月くらいしか登場しませんが、ぜひ日常的に召し上がっていただきたい薬膳食材の一つです。
理由は、効能が多岐にわたること、女性に必須の血を補って巡りを良くしてくれるなど、嬉しい効能がたくさんあるからです。
ハードルが高いと思われる方は、市販の煮豆からチャレンジしてみてください。
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他にも優秀な食材はたくさんあります。
自然のパワー(恵)を受けて育ったものは、素晴らしい効能をたくさん持っています。
人が作り出した加工品ではなく、自然に近い形で摂取することで、その素晴らしい効能の恩恵を受けられる方が増えることを願っています。
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こんにちは、国際中医薬膳師の茂呂です。
北京中医薬大学日本校にて本格的に薬膳の勉強をしてまいりました。
横浜を中心にスカイプを使って全国の方を対象に薬膳スクール「美カラダ」を主宰しております。
体は食べたものでできています。
冷えや生理痛、頭痛やだるさなどの体の悩みを改善する食材のご紹介や中医学を中心とした体の診方などの情報を書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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