入浴中寝ている方は要注意!実は失神しているのかも?ヒートショックの危険性
年を越してから冬らしくなり、寒い毎日が続きますね。皆さまいかがお過ごしですか?
寒いこの時期、温かい湯船につかると気持ちがいいですよね。
ところで皆様は「湯船の中で寝てしまっていた」という経験はありますでしょうか?
私は以前、毎回のように湯船で寝ていました。気が付くと4時間ほど経っていて、お湯が冷たくなっていた、ということも多々ありました。
当時は子供も小さく、仕事も忙しく、体調も悪かったので「ただの疲れだろう」と思っていましたが、最近「それは寝ていたんじゃないよ。失神してたんだよ。」と知人に指摘されびっくりしました。
実はこの現象、結構重要な問題なんです。
入浴やトイレのヒートショックというと年配の方の循環器トラブルのような感じがしますが、実は若い人たちにも起きているのです。
寒い脱衣所から熱い湯船に入ることで血圧があがり、しばらくすると体温を上げないようにするため血管が拡張して血圧が下がるのですが、そこで脳の虚血が起きて眠たくなってくるのです。この状態は熱中症の「熱失神」と同じ状態であり、とても危険な状態です。
入浴中の失神は溺水を起こす危険があり、それにより年間1万人以上の方が亡くなられています。(心筋梗塞や脳卒中なども含む)なんと、交通事故よりも多いんですね。ちなみに暖房設備が整っている北海道は本州よりも少ないとか。
寒い時期は脱衣所や浴室全体を温めてから入りましょう。パネルヒーターなどを脱衣所におく、湯船のふたを開けて浴室を温めるなどの方法があります。
また入浴前のかけ湯を入念にする、入浴中は肩までつからない、半身浴にする、水分を取る、入浴時間を短くするなどしましょう。
そして一人暮らしでない場合は「お風呂入るね」と家族に一声かけることが大切かもしれません。
そして何よりも疲れすぎていたら入らない!早めに寝て翌朝お風呂に入る勇気が必要です。
寝ている?と思ったら声をかけ、反応がない場合は体をたたくなどして起こします。
呼吸の有無を確認し、うなだれている格好をしている場合は、お風呂のふたや縁を利用してアゴを乗せるようにして気道を確保し、溺水しないようにします。同時に救急要請をしましょう。
私も上記のような入浴方法をするようになったら、寝ることがなくなりました。
日本の冬の寒さは厳しいです。ゆっくり安全に温まりましょうね!
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神奈川県横浜市在住のHamaです。
高校生の息子と夫の3人暮らし。
花粉症と喘息、原因不明の湿疹を糖質制限やサプリメントだけで治すことができ、とっても幸せな春をすごしています。
それからは栄養素について学んでいます。
主婦目線ですが、心のこと、家族のこと、体のこと・・・
色々なことを共有して役に立てていけたらとっても嬉しいです。
よろしくおねがいします。
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