野菜や果物などの食材は、冷蔵庫の野菜室でいいの?鮮度・栄養を長持ちさせる保管場所(入れる場所)と保存方法 (1/2)
こんにちは、管理栄養士・ダイエットコーディネーターの水谷俊江です。
野菜や果物を購入したら、とりあえず野菜室へ。
こんなことはありませんか?
しかし、冷蔵庫の中は適切な食材を入れる場所がある程度決まっているのです。
今回は野菜や果物の保存温度を表にまとめました。
野菜専用(と思われる)野菜室の温度は7~10℃。
冷蔵室の温度は1~5℃です。
図表の黒枠で囲んだ温度帯が野菜室です。
しかし、適している果物野菜は意外に少なかったのです。
ということは、葉物野菜などは0℃という温度帯が保存に適していて、むしろ冷蔵室の方が長持ちすると言えるでしょう。
また、11℃以上が望ましい野菜などは、冷蔵庫に入れると風邪を引いてしまいます。
特に、ナス・きゅうり・ピーマン・さやいんげんなどは、ラップに包んで直射日光の当たらない場所への保存がベストなのです。
但し、猛暑の夏日の時や冷蔵庫より室温が低くなる日は、野菜室に避難しましょう。
同じお野菜果物でも、収穫状態で保存が異なる物もあります。
例えば未熟のトマトです。
収穫後もまだ追熟ホルモンを出し続けていています。
それがリコピン、活性酸素の働きを抑える抗酸化物質です。
トマトは紫外線を浴びたり、収穫されたストレスから生じる活性酸素から自分の身を守るため、リコピンを出し続けているのです。
そういうことですので、未熟トマトは抗酸化作用のあるリコピンを増やすためにも、保存は日の当たる室温が良いでしょう。
トマトの例からも分かりますように、野菜は収穫されてからも呼吸しています。
呼吸で取り込んだ酸素を使い、自らの栄養素を分解することで生き続けているのです。
|
|
管理栄養士としてクリニックでのダイエットや腸活アドバイスなど2000人以上の相談業務に携わってまいりました。
アーユルヴェーダセラピスト、風水鑑定士の資格もあり、このコラムでは西洋医学の栄養学だけでなくインド、中国の叡智を取り入れた新しい健康アドバイスをご紹介します。
|
|