安全印「Qマーク」が有害だった…タイの野菜の安全性と、農薬除去率を高める調理法

執筆者: taeco 職業:タイ・バンコクアドバイザー
1日5皿分の野菜料理を

2009年、厚生省(現厚生労働省)が策定した「21世紀における国民健康づくり運動」において、成人1日当たり350g以上の野菜を摂取することが目標とされる等、野菜は健康の維持及び増進に不可欠な食べ物と考えられています。

その摂取の目安は、1食1皿以上、1日5皿分です。

野菜たっぷりの食事を心掛け、生活習慣病等を防ぎたいものですね。


今回は、タイで美味しいと感じる野菜料理と共に、野菜の選び方について紹介したいと思います。

タイの野菜料理

日本人に人気のあるタイの野菜料理は、「ソムタム(青パパイヤのサラダ)」、「パックブン・ファイデーン(クウシンサイの炒め物)」、「ガラムプリー・パットカイ(キャベツの卵炒め)」、「チュップペン・トード・ルアムミット(野菜の天ぷら盛り合わせ)」、「ヤム・ウンセン(春雨や魚介類、野菜の和え物)」等が挙げられるでしょう。

 

 

青パパイヤやクウシンサイ等、日本ではそれほど馴染みのない野菜を使った、たくさんのタイの野菜料理があります。

また、タイにある韓国料理レストランでは、タイならではの野菜を使ったキムチやナムルが見られますね。

中華料理レストランではキュウリが炒め物に、タイ料理教室ではキュウリが煮物に使われる等、日本では珍しい使われ方を目にすることもあります。

タイと日本で味や触感の異なる野菜

タイと日本では、同じ名前の野菜でも、随分異なると感じる野菜もあります。


例えば、スーパーで購入するダイコンには、ス(鬆)や黒い筋が入っていたりします。

ホウレンソウやサヤインゲン、カボチャ、見た目が日本風の緑色キュウリを購入しても、味が薄く触感が異なったり、臭いが気になることが少なくありません。


いまいちだと感じる時は、レストラン等で食べて美味しいと感じる野菜や『南国(タイ)の野菜たち』等の本を参考にして代用品になりそうな野菜を使ったり、野菜の購入場所や調理方法を変えてみることをお勧めします。

 

 

タイで流通している野菜の農薬問題

タイから日本へ輸出される野菜の多くは、種子、肥料、農薬等の生産資材が供給された契約農家で栽培されて、日本の要求基準で検査されているようです。


タイ国内で流通している野菜の安全性については、2003年より、農業・協同組合省は、食品の安全性を確保するために、農水産物及び食品の安全基準である統一的な認証ラベル制度として「Qマーク」を導入しました。

また、バンコク都内のいくつかのスーパーやオートーコー市場等では、有機農産物を取り扱う売り場も設けられています。

 

 

しかしながら、2014年、安全の目安と考えられてきたQマークの付いた野菜及び果物の、調査対象商品中約9割が農薬で汚染され、6割以上が残留農薬に関する国際基準となっている最大残留限界に適合しないことが明らかになりました。

 

人体への深刻な健康被害が予想される4つの農薬の使用禁止を求める活動等を行っている機関もあり、今後の動きに期待したいところです。

タイで野菜を摂取するにあたって

タイ旅行、タイ在住にあたって、タイならではの美味しい野菜を味わっていただきたいと思います。


外食では、頭痛やめまい、けいれん等の農薬中毒症状に悩まされたことのあるお店での食事は、控えた方が良いでしょう。

自炊においては、農薬の除去率を高める方法として、どこで購入した物でも綺麗な水で洗うことと、周りの葉や皮を取り除くこと。

加熱調理する野菜料理では茹でこぼし作業を行うこと等が有効でしょう。

 
 コラムニスト情報
taeco
性別:女性  |   職業:タイ・バンコクアドバイザー

2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。

学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。

 

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