スポーツで勝つための食事、アスリートフード!栄養バランス、食べるタイミングを知っておこう

執筆者: 佐々智雄 職業:野菜ソムリエ/アスリートフードマイスター
はじめに

こんにちは、アスリートフードマイスターの佐々智雄です。

 

スポーツ選手のための食事のことですね。
普通の食事と何が違うのでしょう。

 

今回は、このアスリートフードについてご紹介したいと思います。

 

アスリートとは

ここで言うアスリートとは、次のような方々です。

 

  • プロアマ問わず、本格的にスポーツに取り組んでいる方。
  • 趣味でスポーツに熱中する、スポーツ愛好家の方。
  • クラブ活動に打ち込む少年少女。

 

 

アスリートの食事目的

アスリートの食事は、体調を崩すような食事でないことはもちろん、一般的な食事目的以外の動機があります。

  • 強くなりたい
  • 上手くなりたい


そのためには、下記のような食事である必要があります。

  • しっかり練習できるよう、体の疲れを取る
  • 筋肉を増やして骨を丈夫にし、体を大きく強くする
  • 試合で自身のパフォーマンスを、最大限発揮できるようにする


なお、体を大きくする必要のない競技もありますが、ここでは全般的な話をしています。

 

アスリートフード

先日、私の料理教室に参加された方が、アスリートフード=高カロリー・高たんぱくのイメージだと話されていました。

 

確かに、アスリートは消費エネルギーも大きく、筋肉も激しく破壊されます。

そのため、スポーツをしない人に比べ、カロリーやたんぱく質を多めに摂る必要があります。
これは、間違いではありません。

しかし、常に高たんぱく質の食事という訳でもないのです。

 

栄養バランス

 アスリートの食事においても、基本は「バランス」。

「3大栄養素」「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維や抗酸化作用のある機能性成分」をバランスよく、十分に摂取できる食事が大切になります。

 

食べるタイミング

競技の種類や性別、年齢によって摂るべき内容は違いますが、アスリートフードには大切なポイントがあります。
それは、食べるタイミングです。

 

大前提のバランス食を基準に、タイミングによって「糖質」「たんぱく質」「脂質」などの必要栄養素の摂取比率が変わります。
鍛錬期、試合期、試合当日などのフェーズによって、また1日の中でもトレーニングの前後など、タイミングで摂るべき物が違います。

 

持久力を必要とするスポーツの場合を見てみましょう。

 

鍛錬期は体を作るため、エネルギー量、たんぱく質を多めに摂る必要があります。
試合期では、試合当日に力を出し切れるよう、高糖質、低たんぱく質、低脂質食に移行。
また、日々の練習や試合の直後には、吸収の早い糖質とクエン酸を摂ると回復が早くなります。

 

この例の、食べるべき物とそのタイミングについては別の機会にお話します。

 

大切なのは、目的とタイミングに応じた食事が必要であること。

なぜ、それを食べた方が良いか、自分で知って食べること。
競技人生において何万回と摂る食事、積み重ねると大きな差が出てきます。

 

ジュニアアスリートの食事

ジュニアの場合は、親御さんが食事の重要性を理解していることはもちろん、お子さん本人にもきちんと説明してあげることが大切です

永遠に、親御さんの手作りのご飯を食べられるとは限らないのですから。

 

 

おわりに

何を、どのくらい、いつ、なぜ食べるのか。

それを知っているか、知らないかで随分変わってきます。
スポーツをする方、そのサポートをする方、まずは食事について意識してみましょう。

 

アスリートフードを取り入れて継続するためには、心から食を楽しんで下さい。

サポーターも義務感に押し潰されないようにしましょう。

美味しいことはもちろん、五感で楽しむ、旬を楽しむ、手抜きを楽しむなど自分なりの楽しみ方を見つけることも大切です。

 

当然、自身の競技成績の向上、サポートするアスリートの活躍が1番のモチベーションになることは言うまでもありませんね。