デスクで簡単!眼精疲労・目の疲れなど解消するツボ・マッサージ・エクササイズまとめ

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
はじめに

パソコン・スマートフォン・TVを見る、街を歩けば飛び込んでくる広告に目を留める。

私達は毎日、目を使って細かい作業をし、頭を使って考えます。

 

眼精疲労と、それに伴って起こる頭痛や首肩こりなどに、悩まされやすい生活を送っている方も多いことでしょう。
目を使うこと自体は避けられない分、疲労症状を和らげたり予防したりする方法で、対策をしていきたいですね。

手軽に出来るケアをご紹介します。 

 

目のツボの刺激
  • 目の「ほり」の内側の際を、親指でじっくりと押します。

 

 

  • 耳の軟骨より外側の皮の部分も目のツボですので、つまみます。

 

 

  • また、目をつぶって、指をふんわりとまぶたに置いて温めます。

 

視神経の興奮を和らげて、それが脳へと伝わり、副交感神経の働きが優位になってくるので、首や肩周りの血管や筋肉が緩んで血行が良くなり、コリや痛みを解消します。 

 

眉間を広げ、遠目で眺める

細かい文字を見る時には、画面に顔を近付けて、眉間にしわを寄せてみているかもしれません。
顔に力を入れて見ても、顔の力を抜いて見ても、視力は変わらないはずですよね。


眉間を開き、頭や顔、首や肩の力を出来るだけ抜きます。

そして、見る感覚としては「watch」「look」よりも「see」。

眺めるようなイメージで目を使ってみます。

余分な力みが取れて、疲れにくくなります。 

 

頭のツボ刺激&マッサージ&頭のポジションリセット
  • 頭のてっぺんを拳で軽く叩くか指圧をします。

百会のツボと言って、頭痛はもちろん、全身の気血の巡りを良くし、自律神経の働きを整えます。

 

 

  • 手先で頭を優しくなでるようにつまむマッサージ

副交感神経の働きを優位にして、血の巡りを良くします。

 

 

  • 頭の後ろで両手を組み、その両手のひらを後頭部で押すようにします。

画面にくぎ付けで前に出ていた頭や首の位置を、こりにくい正しいポジションへリセットすることが出来ます。 

 

 

肘回し

目が疲れると、肩甲骨周りが硬くなります。

逆に言うと、肩甲骨周りをほぐすと、目の疲れも和らげられます。

 

  1. 両手先を肩に触れ、両肘を前でくっつけます(近づけます)。

     
  2. 両肘を頭より上へ上げて行き、出来るだけ後ろを通って回して下ろします。
  3. 大きく肘を回すエクササイズを、肩周りがじんわりと温まるまで続けます。 

 

痛みやコリを取る呼吸法
  • 目をつぶって、ゆっくりとお腹が膨らむように息を吸い込みます。

息を少し止めて、目や頭・首や肩など痛みやコリのある部分を意識します。

 

息を細く長く吐き出しながら、その部分が温かいシャワーを浴びて汚れが落ちて行き、滋養と心地良さで満たされていくイメージをします。

呼吸を繰り返しながら、1回1回コリや痛みが流れ落ち、ふんわり柔らかく変わっていく体を感じます。 

 

おわりに

仕事の合間に、また仕事の最中に取り入れられそうなことはありましたか?

 

大切なあなたの体の一部です。

酷使されて悲鳴を上げている目をいたわり、心を込めてエクササイズをしてみて下さいね。  

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com