肩こりの原因・対策・解消法!すぐに真似できるおすすめ改善方法

執筆者: 前田まさと 職業:整体師,マッサージ師、パーソナルトレーナー、カンフーインストラクター
はじめに

こんにちは。今回は整体の視点から「肩こり」についてお話させていただきます。

みなさんも含め、みなさんの周りにも肩こりの方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

「肩こり」とは?

まず、「肩こり」とはなにか?

それは肩にできた「コリ」という症状のことです。

症状であって病気ではありません。
様々な要素が複合的な原因のもと引き起こしているのが肩こりです。

病気なら原因があり、それに対して薬を飲めば改善されますが、肩こりは一部の原因を除き、そういう訳にはいきません。

性質からくる肩こり

一部の原因とは気質、性格、遺伝などからくる肩こりを言います。

通称「肩こり体質」と言われています。

 

小さい頃、ひとによっては小学生や中学生くらいから、肩こりを感じている方がおられます。

こういった方は「肩こり体質」が原因だと考えられます。

性格が真面目、几帳面、決めたことはやらないとダメ、ストレスを感じやすい、プレッシャーを常に感じている、極度の心配症などさまざまです。
性格は、親のDNAにも関係するため、遺伝性も否めません。

そのため、肩こりで内科を受診し、抗不安薬などを処方されたところ、心のつっかえがとれて肩こりが楽になるということはあるのです。

 

西洋人は肩がこらない?!

私が渡豪した頃、オーストラリアでは「肩こり」という英語はあったかもしれませんが、ほとんど耳にすることがありませんでした。

 
それくらい、西洋人は肩がこらないという認識でした。

その証拠に、私の治療院に来院される西洋人の方は、ほとんどが背中の痛みか、腰痛の人がほとんどでした。

西洋人のストレスと肩こりの関係

当時「西洋人はストレスがない」と現地に住んでいる日本人の方は口々におっしゃっていました。


ないという訳ではありませんが、日本人と比べると極端に少ないということです。
やはり、性格ものんびりで気ままに生活している方が多いと思います。
集まりがあっても時間にくる人もほとんどいません。

細かいこともあまり気にせず、日本人が少し憧れるタイプの性格の方が多いと思います。

 

西洋人の肩こりの増加

しかし、ここ最近は、肩こりで来院される方がたくさんいます。
原因は、パソコンの普及が一気に広まったためだと考えられます。

長時間パソコンに向かう姿勢と目の疲れ、腕の疲れ、脳が感じるストレスなどが、肩こりの原因としてあげられます。

それに伴い、最近、西洋人の子供も昔と比べてずいぶん姿勢が悪くなったように感じます。

このように現代は、生活習慣の中に肩こりの原因がたくさんあります。

今ではスマホやタブレットなども大きな原因になっています。

 


写真のように、下を向く生活が多くなり、首はストレートネック、背中は猫背、肩は前に巻きこみ、腰も前湾がなくなり、骨盤は下に下がってしまいます。

だいたいこういった姿勢の方の多くが肩こりを訴えています。
肩こりというのは、体全体の歪みの症状なのです。(※肩こり体質も含めます)

 

肩こりを予防・完治するには?

肩こりといっても、全身の骨格をしっかり整えていくことが大切だと思います。

正確には体を整えていくことが大切です。

 

筋肉、腱、じん帯、筋膜、そして、心の状態など、様々な体の部位と心の状態を良くし、「体の調子を上げる」ということで肩こりを完治させることができます。

 

 

お勧めは「ラジオ体操」です。
ラジオ体操は、日本人の骨格の欠点を十分に改善する動きがたくさん凝縮されています。
是非、毎日朝夕二回を目標に行ってみてください。

 

おわりに

肩こりを予防・完治するには、「体を整える」ということを継続することが大事です。

続けることによって体のいろんな良い変化に喜びを感じて頂けたら幸いです。

 
 コラムニスト情報
前田まさと
性別:男性  |   現在地:ゴールドコースト  |   職業:整体師,マッサージ師、パーソナルトレーナー、カンフーインストラクター

はじめまして、オーストラリアで整体師をしております前田雅人です。体の様々な症状を西洋人の骨格と比較しながら説明していきます。また文化、風習、生活習慣の違いとも比較して体の問題や悩みを解決していきたいと思います。