野菜やフルーツの栄養ぎっしり!池袋「Bar LIBRE」のおすすめ美容カクテル (1/2)
こんにちは、カクテル案内人の村田紘子です。
今回は、東京・池袋にあるオーセンティックバー「Bar LIBRE(バー リブレ)」を舞台に、遠心分離機や液体窒素を使った美容カクテルをご紹介します。
遠心分離機は、遠心力を使って液体の構成する成分を分離させる機械です。
主に医療や研究の現場で使われる機械ですが、この原理を応用してカクテルを作ってくれるのです。
フレッシュトマトをピューレにし、それを遠心分離機にかけて透明のトマトエキスを作ります。
右のタッパと左のタッパを比べると、遠心分離機にかけた左の方の成分が分離して、透明のトマトエキスが抽出されているのが分かります。
この透明のトマトエキスを使って、スタンダードカクテル「ブラッディメアリー」を作ってもらいました。
まず、トマトジュースのカクテルにもかかわらず、液体が赤くありません。
少し赤く見えるのは、リーペリンソース、カイエンペッパーを加えてあるためです。
そしてグラスの上には、大豆レシチンを使って塩水を泡にした「塩の泡」が乗っています。
遠心分離機にかけたトマトエキスの味は、余計な雑味・繊維などが省かれ、クリアでハッキリとしたトマトの味が出ています。
透明なのにとても不思議な感覚です。
これはウォッカが入っているカクテルですが、アルコール感をあまり感じません。
泡の上に飾られたセージの香りも相まって、とても上品な「ブラッディメアリー」が味わえます。
また、カクテルを飲みながらトマトの美容エキス(ビタミン群など)を摂取できるのも良いところですね。
液体窒素は-196度の液体で、一瞬にしてアルコールをも凍らせることができます。
通常、フローズンカクテルを作るには、材料を氷と一緒にミキサーにかけなければなりません。
しかし、この液体窒素を使う事によって、氷を使わずに(味を氷で薄めずに)フローズンカクテルを作ることができるのです。
また、抽出したばかりの熱々のエスプレッソやハーブティーを一気に冷却して、香り豊かなまま冷たいドリンクとして提供することもできます。
液体窒素は容器から出すとすぐに気化していくので、完全に気化してしまえば人体に害はありません。
「私はお酒が飲めないからバーには行けない」と思っている方のためにも、ノンアルコールのカクテルをご紹介します。
まず、ピューレ状にしたフレッシュな苺、グレープフルーツジュース、シロップなどを入れたシェイカーに液体窒素を注ぎます。
このように液体窒素を気化させながら、材料を凍らせていきます。
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ミクソロジーの名店、西麻布Bar『amber』にて店長を務めた後、独立しフリーのバーテンダーに。
「カクテルをもっと身近に!」をモットーに、バーに来店しない方にもカクテルやお酒の楽しさを知ってもらいたくカクテル案内人として活動中。
フルーツ&ハーブコーディネーター、ミクソロジストとしても活動。
JADP認定メディカルハーブセラピスト取得。
旬のフレッシュフルーツやハーブを活かしたオリジナルカクテルやコンフィチュールが好評で、飲食店・バーやイベント等へ出張しカクテルを振る舞う他、自身のイベント主催、レッスン講師や執筆活動も行っている。
各種メディアへの出演、企業様へのレシピ監修も行い、2011年には書籍「 女の子のためのかわいいカクテル」を出版。
Official website http://www.cocktailconcierge.info
Blog http://ameblo.jp/fruits-harbs
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