子どもの怪我、病気には医療費助成を賢く利用!知っておくべき医療保険制度

執筆者: ヨースケ城山 職業:節約アドバイザー
はじめに

節約アドバイザーのヨースケ城山です。


子供の医療費は結構かかりますよね。

今回は、子供のための医療保険や制度についてご紹介します。

共済子供プラン

なんといっても一番のお勧めは、医療保険が共済の子供プランです。

 

安い保険料

その第一のメリットは、保険料が安いこと。

月額1,000円で、かなりの怪我や病気に対応してくれます。

 

例えば、ある県民共済では、補償内容が入院日額6,000円、手術の際は最高30万円までの給付金が支給されます。

 

 

賠償にも対応

そして、共済の最大の魅力は医療保障だけではないということです。

賠償自己給付金というのがあります。

 

これはお子様が誤って他の家のガラスを割ってしまった、友達を怪我させてしまったという時に給付される制度です。

限度額は100万円まで(免責補償額1,000円)ではありますが、不測の事態に備えて加入しておくと安心です。

 

市区町村が行っている制度

地方自治体により、内容に違いがあります。

 

関東の例

例えば、東京都は、通院も入院も一律に15歳の年度末まで無料にする措置をとっています。

さらに千代田区は、独自の上乗せがあるので、通院も入院も18歳まで無料。

親の所得制限もなく、窓口での一部負担金の支払いもありません。

 

その一方で神奈川県は、通院が無料になるのは小学校就学前までで、入院は15歳年度末までです。

横浜市は独自の上乗せがなく、県の方針のままの助成を行っております。

 

一部負担金は設けていませんが、所得制限があるので、親の収入が一定額を超えると助成対象から外されます。

 

手厚いところでは

中でも一番手厚いのが、北海道の南富良野町です。

 

子どもが大学生や専門学校生など就学中であれば、通院も入院も22歳まで医療費が無料となります。親の所得制限も、窓口での一部負担金もありません。

 

引越しするときは調べましょう

このように制度も様々です。

 

もし家族での引っ越し先を検討する機会があれば、転入しようとしている地方自治体の子供医療費の助成制度を調べてから検討するべきでしょう。

災害共済給付の加入

独立行政法人日本スポーツ振興センターでは、義務教育諸学校、高等学校、高等専門学校、幼稚園及び保育所の管理下における災害に対し、災害共済給付(医療費、障害見舞金又は死亡見舞金)を行っています。

 

上記に該当する学校に関してはこの災害共済に加入しなければなりません。

学年の始まりの時期にスポーツ振興センターの掛け金を払っていますので、ほぼ全員の保護者が手続きをされているとは思います。

 

 

怪我や病気に対して5,000円以上支払った場合には、自己負担分3割分に見舞金1割分を追加して給付されます。

この災害共済給付の最大の特徴は、「学校管理下での事故」ということで、障害などについても手厚くなっています。

 

万が一、障害等級1級に該当した時は、37,700,000円という金額が給付されます。

 

学校側から申請を勧められることが多いですが、もし案内されないようなことがあれば問い合わせできるように、是非この制度も覚えておいてください。

おわりに

子供の医療費は意外と多くかかるものです。

特に小学校の男の子は、よく怪我をすると聞きますので、そういった親御さんは苦労されているかもしれません。

 

備えあれば憂いなしです。色々な制度を知って賢く活用していきましょう。

 
 コラムニスト情報
ヨースケ城山
性別:男性  |   職業:節約アドバイザー

社会保険労務士合格者

ファイナンシャルプランナー

住宅ローンアドバイザー

年金アドバイザー

1973年生まれ。大学卒業後、商売の基本を学ぶため大手100円ショップに入社。1円単位の原価計算の重みを知る。その後、大手スーパーに転職し、値引きやタイムセールを担当。リアルな現場での駆け引きや相場観を養う。またその手腕により東京地区エリアマネージャーとなり、新人採用を年間4000人担当した。

著書「給料そのままで月5万円節約作戦!!」の中では固定費の削減を中心に
ラクして貯めるをモットーに活動している。

ブログでいつも取り上げているテーマは節約全般、社会保険労務士試験 住宅ローン 労働問題 ブラック企業 障害年金 40代の転職 出版について 潜在貯蓄 教育についてなどになります。興味がある方は是非ブログも覗いてみてください。

著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』
http://kotukotushinai.jimdo.com/
にもまとめられている。

ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』http://ameblo.jp/yousukeshiroyama
では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。

【著書】
2012年 給料そのままで「月5万円」節約作戦【ごま書房新社】より発売
2015年 給料そのままで「月5万円」節約作戦がkindle化されました。
2015年 「kindle無料キャンペーン」でベストセラーランキング1位を獲得して販売につなげる方法 発売。
2016年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂版発売
2016年 「子供の教育費は削りなさい!」奨学金利用者50%以上時代の新教育費計画発売
2017年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂2版発売
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