適切な介護サービスを受けるため、家族が注意すべきチェックポイント

執筆者: 馬淵 敦士 職業:会社役員
はじめに

こんにちは、ベストウェイケアアカデミーの馬淵敦士です。
前回は、サービス担当者会議についてお話しました。

 

これから、実際にサービスを利用していくにあたり、サービス担当者会議で確認したこと、具体的な要望などがきちんとヘルパーさんや介護職員に伝わっているかどうかを見ていかなければなりません。


 

とはいえ、ご家族の方も毎日忙しく、ヘルパーさんに付きっきりでいるわけにはいかないでしょう。

また、通所介護(デイサービス)や短期入所(ショートステイ)など、自宅外で行われるサービスは確認が難しいかと思います。


せっかく、適切なサービスを受けるためにサービス担当者会議に出席して希望を伝えたとしても、利用者さんやご家族の要望が実際の介護に反映されていないとなれば、残念です。

 

そこで今回は、サービス利用時に、利用者さんやご家族が注意すべきことについてお話しします。

サービス提供記録などを毎回読む
訪問介護の場合

ヘルパーさんが訪問してきた際、サービス実施記録票といったようなものに、サービス提供記録を記入し、利用者さんに印鑑を押して貰うなどの確認が行なわれます。

 

そこに具体的に行った介護内容について記載があると思います。

これらを毎回チェックしておくことが必要です。

 

複数の訪問介護事業所を利用している場合

また、多くの訪問介護事業所からの提供を受けている場合、引き継ぎノートなども作られます。

こちらの内容もチェックしましょう。

 

通所介護や短期入所の場合

通所介護や短期入所などは、連絡帳のようなもので介護内容を知らせてくれます。

利用者さんが家に戻ってきたら、すぐさま確認をする習慣を付けておくとよいと思います。

不明な点があれば、早めに連絡をする

先の記録や連絡帳で、気になった点があればその日中に電話をしましょう。

 

適切な対応を受けるために

次の時でいいやと放置しておくと、事業者側も忘れてしまい、適切な対応を受けられなくなる可能性があります。

 

大事故を防ぐために

また、これを見過ごすことで、大きな事故につながってしまう恐れもあります。

 

例えば、「どこかで軽く頭を打たれました。めまい等症状はありませんでした。20分程度頭を冷やしましたが、ご家庭でも様子を見てください」という記載があったとします。

 

「軽く打っただけなら、大丈夫だろう」と放置していたら、実は硬膜下血腫だった、ということが無いと言えるでしょうか。

 

 

この場合は、事業所に具体的に説明を求め、病院へ行くことで、大事に至らずに済んだかもしれません。

 

おわりに

ご家族が少しのポイントをつかむだけで、利用者さんが適切なよい介護を受けることができているか、確認することができます。

ほんの少しの時間で構いませんので、意識してみてはいかがでしょうか。


次回はいよいよ最終回「モニタリング」についてお話しいたします。

 
 コラムニスト情報
馬淵 敦士
性別:男性  |   職業:会社役員

はじめまして。
大阪府豊中市でかいごの学校をしております、ベストウェイケアアカデミーの馬淵敦士と申します。
主として介護系受験対策講座の講師などで呼ばれたところへ飛んでおります。
また、教育分野をより深く探求するため、現在奈良教育大学大学院教育学研究科へ所属しております。
所属学会:日本児童青年精神医学会