福利厚生を利用しよう!結婚・出産・慶弔見舞金など、会社から貰えるお金まとめ

執筆者: ヨースケ城山 職業:節約アドバイザー
はじめに

節約アドバイザーのヨースケ城山です。


会社員の方は、自分の会社の福利厚生を知っていると得をします。

会社員にはどんな福利厚生があるのか、今回は慶弔見舞金規定、家族手当についてご紹介したいと思います。

 

慶弔見舞金(結婚、出産、子の入学、傷病、死亡)

慶弔見舞金規程の規定は、是非把握しておきたいものです。

ある企業のケースでは、慶弔見舞金の種類を以下のように定めています。

 

結婚祝金
  • 勤続5年未満 10,000円
  • 勤続5年以上10年未満の者 20,000円
  • 勤続10年以上 30,000

 

 

出産祝金

社員または社員の配偶者が出産した場合は、1産児につき30,000円を支給する。

入学祝金

勤続5年以上の子が入学する場合は、次の区分で、その都度入学祝金を支給する。

  • 小学校  5,000円
  • 中学校  5,000円
  • 高等学校 10,000円

 

傷病見舞金

従業員が業務上の負傷により療養のため、7日以上勤務不能により休養する場合は、金30,000円の見舞金を支給する。

 

勤続6ヵ月以上の社員が、私傷病により療養のため、30日以上勤務不能により欠勤する場合は、金10,000円の見舞金を支給する。

死亡弔慰金(本人の場合)

従業員が死亡した場合は、遺族に対して弔慰金を香典として支給する。

 

  • 業務上の死亡 100,000円
  • 業務外の死亡 50,000円

 

死亡弔慰金(家族の場合)

社員の配偶者、子、父母が死亡した場合は、次の区分で弔慰金を香典として支給する。

  • 配偶者       50,000円
  • 子または父母    30,000円
  • 義父母(同居の場合)10,000円
  • 祖父母(同居の場合)10,000円

 

自ら申請しないと支給されないケースも…

このいずれもが、大きな会社であれば人事部、総務部などが手続きをしてくれますが、してくれない会社も多く存在します。

規定だけがあり、それが社員からの申請でしか受給できないパターンです。
慶弔事にはどんな制度があるのか把握して、自分から申請をしてください。
もらい忘れは損です。

 

慶弔見舞金規程以外にもらえる弔慰金

死亡弔慰金を支給する旨を規定化し、そのための原資として、総合福祉団体定期保険に加入している会社もあります。

 

その場合はある一定の金額が、香典としてではなく、弔慰金として遺族に支払われます。

 

労働災害、通勤災害以外で死亡した場合が対象

在職中に労働災害、通勤災害以外で死亡した際にもらえる弔慰金です。

勤続年数が10年以上かどうかで、支給される金額が異なります。

 

  • 勤続10年未満 70万円
  • 勤続10年以上 100万円

 

労働災害、通勤災害で亡くなった場合は

もちろん労働災害、通勤災害で亡くなった場合は、労働者災害保険法の方から、遺族補償年金、遺族年金が支給されます。

遺族年金はとても手厚く、特別支給金というボーナスも想定した制度もあります。

最近はレアな家族手当

最近は支給する会社も少なくなってきましたが、配偶者には10,000円、扶養する子供は中学生まで1人8000円などと、月々の給料に上乗せして支給している会社もあります。

 

ただし、配偶者の年収が103万円を超えると、この配偶者手当はなくなりますので注意が必要です。

 

 

このような制度は、現在廃止の方向へ向かっているといっても良いでしょう。

これがある会社に勤めている方は本当にラッキーです。

そのまま勤続年数を重ねていきたいものですね。

おわりに

今回は、会社で貰える慶弔金規定と家族手当についてご紹介しました。

 

個人事業主は自分の才覚で稼ぐことが出来るので、やりようによっては、会社員より多くの年収を稼ぎだすことも可能です。

しかし、この福利厚生は個人では実現できないので、会社員の方は素直に恩恵を受けておきましょう。

 
 コラムニスト情報
ヨースケ城山
性別:男性  |   職業:節約アドバイザー

社会保険労務士合格者

ファイナンシャルプランナー

住宅ローンアドバイザー

年金アドバイザー

1973年生まれ。大学卒業後、商売の基本を学ぶため大手100円ショップに入社。1円単位の原価計算の重みを知る。その後、大手スーパーに転職し、値引きやタイムセールを担当。リアルな現場での駆け引きや相場観を養う。またその手腕により東京地区エリアマネージャーとなり、新人採用を年間4000人担当した。

著書「給料そのままで月5万円節約作戦!!」の中では固定費の削減を中心に
ラクして貯めるをモットーに活動している。

ブログでいつも取り上げているテーマは節約全般、社会保険労務士試験 住宅ローン 労働問題 ブラック企業 障害年金 40代の転職 出版について 潜在貯蓄 教育についてなどになります。興味がある方は是非ブログも覗いてみてください。

著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』
http://kotukotushinai.jimdo.com/
にもまとめられている。

ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』http://ameblo.jp/yousukeshiroyama
では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。

【著書】
2012年 給料そのままで「月5万円」節約作戦【ごま書房新社】より発売
2015年 給料そのままで「月5万円」節約作戦がkindle化されました。
2015年 「kindle無料キャンペーン」でベストセラーランキング1位を獲得して販売につなげる方法 発売。
2016年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂版発売
2016年 「子供の教育費は削りなさい!」奨学金利用者50%以上時代の新教育費計画発売
2017年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂2版発売
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