お給料から確実に貯金する5つのステップ!今より貯蓄を増やす家計管理の方法

執筆者: 荒川雄一 職業:国際フィナンシャルコンサルタント
はじめに

国際フィナンシャルコンサルタントの荒川雄一です。

 

これまでにご紹介したお話しで、お金を貯める「目的」と「いつまでに(納期)」を決められたと思います。

 

今回は、あなたが本当にその「お金」を捻出することができるのか、また、もう少し金額を積み上げることができないのかについて、考えてみることにしましょう。

 

そのためには、現在の「収入」と「支出」を明確にしておく必要があります。

 

自分の年収を知る

給与を貰っている人であれば、年収から税金や社会保険料などを引いた額が、あなたの手取り金額です。

会社員の方であれば、源泉徴収にも記載があると思います。

 

通常、給与を急に増やすことは難しいので、それ以外にあなたの収入を増やす方法や機会がないか、一度考えてみましょう。

 

 

副業を考えてみる

いわゆる副業ですが、あくまで会社で禁止されていないことが前提です。

休日のアルバイトやネットのアフリエイト収入など、空いている時間を有効に使えないかどうかを検討してみましょう。

 

ただし、副業をする場合には、以下の3つの条件をクリアできなければ、やるべきではありません。

下記の条件をクリアできる副業だけ、ぜひ、検討してみてください。

 

自分の仕事に「支障」が出ないこと

本業に支障が出てしまうようでは、本末転倒です。

 

自分の将来のために「プラス」になること

自分の大切な時間を使う以上、自分の将来や夢にとって、意味ある仕事をしたいものです。

 

自分の「本意」に反した仕事でないこと

たとえ、空いている時間であったとしても、自分の本意に反する仕事はすべきではありません。

そのような仕事をすると、結果として、自分の人生に悪影響を及ぼすことになるからです。

 

支出の見直し

次に行うのは、支出のチェックです。

これによって浪費しているお金を少なくし、貯められるお金を増やすことが可能となります。

 

年間の支出額を算出する

面倒かもしれませんが、年間で消費しているお金を、その使途別に集計してみましょう。

 

一例

家賃63万円/保険料12万円/食費60万円/生活用品30万円

遊興費30万円/携帯通話料18万円/趣味15万円


年間での計算が難しいようであれば、3か月程度の期間でも良いので、取り組んでみて下さい。
特別に大きな支出を除けば、3か月分を4倍にすると、年間のお金の使い道がほぼ掴めます。

 

残っているはずの金額を計算する

次に、自分の手取り額から、上記の支出合計金額を引いて「残っているはずの金額」を計算して下さい。

 

計算上は「自分の手取り収入-上記の支出合計=残っているはずの金額」となります。

つまり、残っているはずの金額が、貯蓄額となるはずですね。

 

こんなにあるの?使途不明金

しかしながら、実際に計算すると、大半の人が「残っているはずの金額 > 貯蓄額」となってしまいます。
その差額は、経費として認識されていない、使途不明金ということです。

 

貯蓄を増やすには

お金を貯めるには、自分の収入と支出を明確にすることが重要です。

 

収入UP!

前述の通り、まずは、収入を増やせる可能性があるのか、考えてみて下さい。

 

支出DOWN

次に、より現実的で効果が高いのが、支出の見直しでしょう。

特に使途不明金の洗い出しと、使っている経費の見直しをすることが重要です。

 

無駄遣いや浪費を減らすことができれば、その分、貯蓄へ回せるお金を増やすことができます。

 

おわりに

自分のお金の出入りについて把握をすることから始めて、対策を立ててみて下さい。

 

次回は「経費の見直し方」について、考えてみたいと思います。

 
 コラムニスト情報
荒川雄一
性別:男性  |   職業:国際フィナンシャルコンサルタント

投資顧問会社IFA JAPAN®株式会社ほか、リンクスグループ3社の代表を務める。現在、経営コンサルタントのほか、金融機関に影響を受けない独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)として、国内外の金融商品を用いた「ポートフォリオ・マネジメント・サービス(PMS)®」の評価は高い。
また教育にも力を入れており、講演回数は800回以上。その他、日本経済新聞社、各マネー誌、フジTVなど執筆、出演も多数。

■ライセンス
経済産業省登録 中小企業診断士
国土交通省登録 公認 不動産コンサルティングマスター
日本FP協会認定CFP® 他

■メディア実績(執筆、取材など)
 ・日本経済新聞 、日経ヴェリタス 
 ・納税通信、税理士新聞
 ・富裕層向け雑誌「ミリオネア」「NILE’S NILE」
 ・フジテレビ「とくダネ!」、テレビ朝日「やじうまテレビ!」など

■著書
「海外分散投資入門 ―日本が財政破たんしても生き抜くためのノウハウ―」
(Pan Rolling社)
「海外ファンドのポートフォリオ」(Pan Rolling社)
「着実に年10%儲ける海外分散投資入門」(実業之日本社)
「投資のプロが教える初心者でも失敗しないお金のふやし方」(IFAメディア出版)