理学療法士おすすめ!「呼吸の仕方」で風邪を防げるって知ってた?やり方を伝授 (2/2)

風邪を引かないためには、呼吸機能を高めるのが効果的!鍵盤ハーモニカで、子供も大人も病気を予防する方法を紹介!呼吸のやり方次第でカゼ対策が出来ちゃうのです。

執筆者: 西村 猛 職業:理学療法士/日本で一番、保育士さんを応援する理学療法士
肺活量が増えていく

また吐き続けた後、次の音を出すために、できるだけ素早く、そして大きく空気を吸い込む必要がありますが、空気が完全に出て行った肺は、「陰圧」という状態になっています。

 

陰圧とは、風船の空気が全部抜けている状態とお考えください。

 

そこに早いスピードで空気が入ってくると、肺は大きく膨らみます。

風船でいうと、ペシャンコになっていた風船に、一気に空気を注入した状態をご想像ください。

 


空気を大きく吸い込むことで、肺は柔軟性が高まり、そして広がりやすくなります。
それを繰り返すことで肺は鍛えられ、その容量(肺活量)は増えていきます。

このように鍵盤ハーモニカは、呼吸機能の向上に、非常に効果的な楽器だといえます。
漠然と深呼吸の練習をするよりも、鍵盤ハーモニカで呼吸機能を向上させるほうが、子供さんも楽しみながら取り組むことができますね。

大人でも同様の効果が

鍵盤ハーモニカを吹くことは、発育中の子供はもちろんのこと、大人の方でも効果があります。
また、呼吸機能が高まると、次のような様々な副次的効果が得られます。

 

  • 便秘の解消
  • ストレス発散
  • 血圧が落ち着く
  • リラックス効果を得られることから寝付きが良くなる など

 

まとめ

風邪の季節、「風邪のウイルスに対抗する」手段として、呼吸機能を高めておくことも重要です。
呼吸機能を高めるのに有効なのは、深呼吸をすることです。


深呼吸は「吸うこと」よりも「吐き出すこと」のほうが重要で、なおかつ「ゆっくりと吐き出す」ことがポイントになります。
鍵盤ハーモニカは、息をゆっくり、長く吐き出すことにつながるので、子供さんが楽しみながら呼吸機能を高めることが出来ます。


大人でも同様の効果が期待できますので、鍵盤ハーモニカやハーモニカを、健康のために始めてみてはいかがでしょうか。

 
 コラムニスト情報
西村 猛
性別:男性  |   職業:理学療法士/日本で一番、保育士さんを応援する理学療法士

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https://illuminate-kobe.co.jp

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■日本で一番、保育士さんを応援する理学療法士
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また保育園コンサルタントや巡回相談事業への参画など、裏方として保育士さんをバックアップする仕事もしています。

■メディア
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