冬の星座を観測しよう!冬の大三角・シリウス・カノープスの探し方 (1/2)

冬の綺麗な夜空で星空観測!「冬の大三角」「おおいぬ座」「散開星団M41」「カノープス」を観察する探し方のコツを紹介します。

執筆者: 宇都 正明 職業:天体観測アドバイザー・星空案内人
きらびやかな冬の星座

冬の星空は、一等星が多く、大変煌びやか。
夜は特に冷え込みますが、冬の澄んだ空気の中で、美しい星々が輝いています。

 

ぜひ、冬の星空を見上げてみませんか?

「冬の大三角」は、オリオン座から探すのがベスト!

冬の星座は、みなさんご存知の「オリオン座」から探していくのが一番です。

 

オリオン座と冬の大三角

 

オリオン座の赤い一等星「ベテルギウス」と、その東側にある1等星、こいぬ座の「プロキオン」、おおいぬ座の「シリウス」を結んでできる三角形を、冬の第三角形と呼びます。


以前のコラムも参考にして、探してみてください。

おおいぬ座の探し方
目印はシリウス

次に、冬の大三角を形作る星の一つである「シリウス」から星を結んで、おおいぬ座を見つけてみましょう。

 

まさに犬の形!

 

暗い星が多いので、結んでいくのはやや難しいかもしれませんが、上の写真を参考にして、星をたどっていってみてください。

 

シリウスは、犬の鼻部分!

シリウスが、ちょうど、犬の鼻の部分にあたり、犬の顔をシリウスを含む3つの星で表しています。
その下の星々が胴体になっており、犬が前足を上げて後ろ足で立つように見せる姿、(いわゆる、ちんちん)をしている様子が判ると思います。

 

固定撮影法で写真に撮ると、暗い星まで写る

おおいぬ座は、よく形の整った星座の一つです。
もし、街明かりなどで、暗い星が見難く、探しにくい場合は、固定撮影法で、写真に撮ってみると、案外暗い星まで写ってきます。


写真撮影にも、ぜひチャレンジしてみてください。

 

淡い光のかたまり「散開星団M41」の探し方

写真に撮ると、シリウスの下に、ぼやっとした天体が写っているのに気がつくと思います。

これが、M41呼ばれる散開星団です。

 

もし、オペラグラスや双眼鏡をお持ちでしたら、まずは、シリウスを双眼鏡で捉えて、少し、南(下側)に振ってみてください。

 

シリウスのすぐ南にあるから、探しやすい

 

M41を双眼鏡で見たイメージ

 

この写真の様に、星々が集まっている様子を眺めることができます。
冬の澄んだ空では、街明かりのある都会地でも、ちゃんと見ることができます。

 

全天で二番目に明るい星「カノープス」を探せ!

さて、おおいぬ座の「シリウス」は、全天で一番明るい一等星ですが、実は、二番目に明るい一等星「カノープス」も冬の夜空に見えています。

 

「シリウス」は、-1.5等星で、「カノープス」は、-0.7等の明るさがあります。

 

つまり、冬の夜空には、シリウスを除いた他の冬の一等星たちよりも、さらに明るい星があるということなのですが、では、どこにあるのでしょうか?

 

カノープス発見!

 

なんと、南の超低空ギリギリにしか見えないのです。

残念ながら、緯度の関係で、東北地方南部よりも、南の地方でないと見ることができません。

さらに、見るには、建物などの邪魔がなく、南の低空まで、開けている場所である必要があります。


幸い、太平洋側の場合、河川はたいてい、南北に流れています。
上の写真の様に、大河川の河川敷などでは、南低空まで、視界が開けてることが多いので、低空まで澄んだ晩には、少し足を運んで探してみましょう。

 

一目でも見ることができたら、長生きできる!?

カノープスはシリウスに次ぐ明るい星なのですが、低空にある為、太陽が西空に沈む時と同じように、明るさが暗くなり、またオレンジがかって見えることが多いです。


特に、低空まで澄んだ晩でないと大きく減光されてしまい、なかなか見ることが出来ません。
その為、中国では、「寿老人の星、南極老人星」と呼ばれ、この星を見た者は長寿になるという言い伝えがあります。

 コラムニスト情報
宇都 正明
性別:男性  |   職業:天体観測アドバイザー・星空案内人

銀河鉄道999や、ボイジャー2号の写真などで、子供の頃から宇宙に興味を持って以来、天文に興味を持ちました。
デジタルカメラのおかげでアマチュアでも、図鑑の様な写真が撮影できる様になり、すっかりとのめり込んでしまいました。
星空の魅力を伝えていければと思って、天体観望会のお手伝いなどもしています。

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