コンビニ弁当は身体に悪い?危険?食品添加物の悪影響は真実か
今や、ほとんどの料理に食品添加物が含まれています。コンビニ弁当や総菜は身体に毒、発がん性がある、妊婦は絶対駄目など言われていますが、影響はどのくらいなのでしょうか?
最近では「中食(なかしょく)」と呼ばれる形態が増えています。
中食とは、市販の惣菜やコンビニ弁当などの調理済み食品を、自宅で食べること。
「家庭での調理」と「外食」の真ん中に位置する中食ですが、これらに含まれている「食品添加物」について気にしたことがありますか?
今回は、このことについて考えていきましょう。
「食品添加物」は、食品を加工する際に添加するものを言います。
食品添加物は、体に悪いイメージを抱く人も多いかもしれませんね。
しかし、それは必ずしも正しい解釈とは言えません。
人工か天然かによる
食品添加物には、香料や発色剤といった人工的な物と、かん水(アルカリ塩水溶液)やにがり、ビタミンのような天然系の物があります。
天然系の物は、体に害があるとは考えにくいでしょう。
食品添加物を過剰摂取することにより、味覚異常が起きる可能性があると言われています。
特に、塩分が多く入っているものについては要注意です。
医師の中には「食品添加物は、舌にある味蕾(みらい)と言う、味覚を感じる器官に必要な亜鉛の吸収を妨げる」と指摘している人もいます。
また「食品添加物には、発がん性物質が含んでいるものがある」と示唆する専門家もいます。
食品添加物には、確かにデメリットがあります。
インスタント食品や賞味期限が異様に長いものなどは、危険なものもあるかもしれません。
しかし、現在使われている食品添加物は、国に許可された種類のものです。
そのため、アレルギーのある人や、極端に大量に食べるようなケースではない限り、神経質に問題視する必要はないと考えるのが妥当でしょう。
そもそも、味付けに必要な塩なども食品添加物に含まれるため、完全な「食品添加物フリー」の食べ物は、加工食品においてはほぼないと言えます。
食品添加物の有無に限らず、何かを食べ過ぎたり、何かを全く食べなかったりすること自体、体に良くありません。
添加物の加えられた加工食品も、このような考え方から逸脱しない限り、問題ないでしょう。
多くの人が美味しいと感じる惣菜やコンビニ弁当を、時々楽しむのも良いでしょう。
ただ、味付けが濃かったり、似たような味わいであることも多々あります。
食品添加物がデメリットばかりではないとしても、やはり「家で作る料理」を基本にして、様々な味を感じるようにしましょう。
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Latte Columnist
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