身体が重い、だるい、動けない!ストレッチ対処法3選
体が重い、だるい、疲れやすい。そんなときの対処方法は?姿勢が猫背になっている、呼吸が浅いなど原因を解消するストレッチのやり方を紹介。
こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
寝不足やストレスによって体が重く感じることはあるものですが、そうではなく、特に思い当たる原因がないにもかかわらず、何となく身体が重いと感じることがありませんか?
今回は、その「何となく重たい」時に手軽にできる対処法をご紹介します。
骨盤が後ろに倒れて、腰や背中が丸くなっていませんか?
上の写真左のように、背中が丸くなっていると、立ち上がるなどの動き出しがしにくく、肺などの内臓が圧迫されて呼吸が浅くなり、動くことがしんどくなりがちです。
重心がかかと(後ろ)寄りになり、腰が下がったり、猫背になったりしていませんか?
上の写真右のように、重心が後ろに偏ると、前へ動き出しにくく、膝が曲がって腰が落ちて丸まり、内臓が圧迫されて呼吸が浅くなり、動くことがしんどくなりがちです。
座っている時の姿勢
お尻の肉を後ろへ引き出し、お尻の一番下の骨(左右の坐骨)を椅子の座面に乗せて座りましょう。
上の写真左のように、骨盤を垂直に立てた姿勢になります。
さらに、お腹を薄く上に伸ばしてみましょう。
お腹のしわ・たるみを伸ばすように座ることで、背筋が伸び、心が軽やかで前向きになり、動き出しもスムーズになります。
上の写真右のように、かかとの少し前に体重をかけ、床をしっかりと押して立ちます。
床を押すと膝や股関節が伸び、骨盤も引き上がります。
さらに、お腹を薄く上に伸ばしてみましょう。
お腹のしわ・たるみを伸ばすように座ることで、背筋が伸び、心が軽やかで前向きになり、動き出しもスムーズになります。
お腹が膨らんだり凹んだりする「腹式呼吸」を習慣にしてみましょう。
腰や背中の丸まった姿勢では、お腹が圧迫され、お腹の力が抜けているので、腹式呼吸はできません。
腹式呼吸をするために、自然と骨盤が立ち上がった姿勢になります。
腕を上げて伸びることで「猫背を解消」し、左右のわき腹を伸ばすことで「背筋をまっすぐ保つお腹の筋肉を活性化」することができます。
- 両手を組んで、息を吸いながら上に伸びます。
- 吐きながら右へ体を倒し、吸って真ん中へ戻り、吐きながら左へ倒すことをゆっくりと5回繰り返します。
こちらのエクササイズは、唯一仰向けで行います。
これにより、「お尻やももの裏側の筋肉を鍛える」ことができます。
体の後ろ側にあるこれらの筋肉は、体をまっすぐに伸ばして立つのに役立ち、心と体が前に進むアクセルとなる筋肉です。
- 仰向けで両膝を立て、足を腰幅にして両つま先を持ち上げ、かかとで床を押します。
- お尻をできるだけ持ち上げて寄せ、高い位置で1cmお尻を上下させることを20回繰り返します。
心と体は密接につながっています。
心が重たい時は体も重たいものです。
そんな時でも身体の筋肉を活性化させて姿勢を整えると、体が動きやすく軽く感じるだけでなく、心も前向きに変わってくるはずです。
ぜひ変化を体感してみてくださいね。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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