「夫が嫌い、気持ち悪い」…妊娠・出産後の妻が旦那様を避ける原因は?対処法も解説 (2/2)

出産後、妻が夫を大嫌いになることがよくあります。産後は、マタニティブルーや産後うつといった心の病にも注意すべき時期。「産後クライシスで離婚」とならないために、原因と解決方法を学びましょう。

執筆者: 桜井 涼 職業:メンタルケア心理士、コラムニスト

帰宅したら、妻の話を聞く。

家事や育児を上から目線で言わないように注意しながら手伝う。

妻が1人きりになれる時間を最低30分確保してあげる。


この3つができれば、産後クライシスを回避することができます。

 

 

「仕事で疲れてるのに…」

「夫も仕事をして疲れて帰ってきているのに、妻に気を遣わなければならないのか」と思う人もいるかもしれません。

ですが、子育ては2人でするものであり、妻がしんどい思いをしているのを放っておくなんてことは、もってのほかです。

ホルモンバランスが元に戻る間だけでも構いません。

だから、妻の心に寄り添い、支えてあげて欲しいと思います。

「夫なんて大嫌い」はホルモンバランスのせいかも!
気持ちが変わるまで、ゆったり構えるのが正解。

妊娠後期や出産後に夫に対して嫌な感情を持つようになったら、「ホルモンバランスが崩れているせいだ、すぐに良くなる」と自分で自分を励ましましょう。


マタニティブルーは、数週間で良くなることが多いです。

ですから、「それが過ぎ去ったら気持ちも変わる」とゆったり構えておいてください。

 

「もう一緒にはやっていけない」と思い込むのはNG!

一番良くないのは、「もう夫とはやっていけない」と思い込んでしまうことです。
確かに出産の疲れと、体が元に戻っていないもどかしさ、そこに家事育児がプラスになっているので、心身共に困憊しています。


でも、ホルモンバランスが崩れているときに、思い込んでしまうと、すべてにおいて悪いことにしか目がいかなくなります。

これでは話し合うこともできません。

 

子育ては2人でするものです。

そして、思いこみは不幸しか生み出しません。

どうかそのことを理解していただきたいと思います。

 


おわりに

マタニティブルーや産後うつなどの心の状態が、産後クライシスを引き起こすことはよくあります。

ですが、話し合ったりコミュニケーションを取ったりすることで十分に回避することができます。

原因となってしまうことも、夫が妻を労ることで思いが消えてしまうことだってあるのです。

 

大事にしていただきたいのは、お互いの手を離さないこと。


妊娠・出産は、命をかけて行うものです。

それを決して忘れないで、お互いに思いやる気持ちを持って接しましょう。

 
 コラムニスト情報
桜井 涼
性別:女性  |   職業:メンタルケア心理士、コラムニスト

元学習塾講師。妊娠出産のハプニングを乗り越え、現在は2児の母。
その頃より子どもの心の動きや医療に関係することに興味を持つ。

2009年より文筆家として活動。
子どもの心に関するコラム、子どもの心が正常に育つために夫婦へのアドバイス、子どもの病気関係を取材しコラムを執筆中。
心の闇を抱える子どもへの取材や心理学を学び、2016年「メンタルケア心理士」資格を取得。

ブログ『フリーライター桜井涼のたなごころ』
http://ameblo.jp/miehime0617/

 

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