満員電車で入り口からどかない人の心理は?入り口付近で止まられると邪魔なんですけど…!

電車の乗り降りのとき、「混雑しているのに入り口から絶対どかない」困った人がいます。なぜ、奥につめたり、一度外に降りて乗りなおしたりしないのか、その心理を解説。

執筆者: Latte Columnist
電車で入り口に頑なに立つ人の心理とは?

電車に乗っているときに、「入口に立ち止まって動かない人」にイライラさせられたことはありませんか?
これはかなり困りもの。

奥にはまだまだ人が乗れるにも関わらず進むことができず、入り口あたりが大混雑してしまうこともあります。

 

このように、「入口で、絶対に場所を譲らない人」にはどのような心理が働いているのでしょうか。

 

 

「そもそもよく分かっていない」という人も

電車に乗り慣れていない人の場合、「そもそも奥にまで詰めなければならないものだ」という感覚が薄いこともあります。

また、「どこで降りればいいかわからなくて、不安で入口の傍に立ち尽くしている」という人もいます。

入口上には駅順案内もありますしね。

 

このような人の場合、そもそも「そこからどく」という概念が希薄であるため、なかなか動かないわけです。
加えて、本当に慣れていない人の場合、「自分が降りようとしている間に扉がしまってしまうのではないか」「いったん降りて、ほかの人を通している間に扉が閉まってしまうのではないか」と考えてしまうこともあります。

ただ、このようなケースでは、回数を重ねるごとに、自然に入口付近から離れるようになります。

「面倒だから」という理由の人も

「2~3駅ですぐに降りる」「掴まるところが欲しい」という人も、あまり動かないことがあります。
これについては「利己的な考え方」「ほかの人のことを考える思考がないのだ」「空間把握能力に欠けている」と断じる専門家もいるようです。


確かに、「奥に詰めてください」という案内がされているのにも関わらず、頑なにそこから動かないというのは、厄介な考え方の持ち主と言えますね。

 

特に若者がこのタイプの場合は、何らかの個人的理由により「動くのが面倒だから」「自分が降りやすいから」「角に寄りかかりやすいから」入口付近を陣取っていることが多いようです。

 

このタイプは減少傾向にあるようです

ただ、実はこのような「困ったさん」は、実は年々減っていっているようです。


「しらべぇ」が、20代~60代を対象としてとったアンケートでは、このように、「奥に詰めない人」にいらついたことのある人が一番多い層は50代で、47.5%。

次が、60代で、46.9%でした。

 

それに対して、20代は30%程度です。

30代~40代も40%以下と、50代以降に比べてかなり少なくなっています。

 

社会的な背景もあるのかもしれませんが、少しずつ、周りに気を配れる人が増えていっているのかもしれません。

車内マナーを呼びかける啓蒙活動も、これに寄与しているのではないでしょうか。

 

おわりに

忙しい朝に、「電車の入り口支配族」はかなりいらだつもの。
自分はそうならないように気を付けたいですね。

 
 

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