風化や劣化を楽しむガーデニング「ジャンクガーデン」、リメイク雑貨ディスプレイ

執筆者: haizi
はじめに

ガーデニングには、ロックガーデン、ボーダーガーデン、ローズガーデンなど、様々なカテゴリーがあるのをご存知でしょうか。

それぞれに個性があり、育つ植物も異なりますので、楽しみ方の幅が広がります。

 

今回は、ジャンクガーデン(JUNK GARDEN)と呼ばれる庭造りの魅力をご紹介します。

 

ジャンクガーデンとは

正確な定義はないのですが、英語のJUNKは「がらくた・クズ物」を意味します。

つまり、自然の風化や劣化をあえてそのまま利用し、時間の経過を楽しむ庭と言えば分かりやすいかもしれません。


錆びた鉄、古びた植木鉢、色褪せた雑貨等を配した中に、植物の魅力をプラスさせて楽しむガーデンスタイル。


ここ数年で、その人気はすっかり定着しました。

 

ジャンクガーデンの楽しみ方

ここからは、ジャンクガーデンの具体例を紹介していきます。

 

 

表面の剥げたジョウロもそのまま、ペイントの剥げた植木鉢もそのままで、あえて補修せずにひたすら放置。
この「劣化」を待ちに待っていた、と言っても過言ではありません。 

 

 

一昔前なら「そろそろ捨てたら」と言われかねないポンコツの雑貨が、良い雰囲気を漂わせてくれるのです。

 

 

錆びさせたり、傷をつけたり

ペイントでジャンク風に仕上げる時もあれば、劣化の魅力欲しさに、わざわざ新品を塩水に浸けて錆びさせたり、凹ましたり、キズを付けたりもします。


もったいない、とお叱りを受けそうですね。

 

 

雨の日にも映える魅力

ジャンクガーデンに雨が降ればしっとりと目に映り、晴れた日には劣化した雑貨の魅力が、グリーン達をより生き生きと惹き立ててくれます。

 
ブリキのジョウロはゼラニュームの住居に
お気に入りのブリキのジョウロは、錆びで底も抜けてボロボロになってしまいましたが、小さなゼラニュームの住まいとして新たな人生を与えてみました。 
 
 
ジョウロの脇に座っている素焼きのリスは、100円ショップのピックの先に付いていたマスコットです。

ピックの木の部分はすぐに朽ちてしまいましたが、リスのマスコットだけは現役。
可愛らしくて愛着のある物は、なかなか捨てられません。
 
割れた植木鉢もアクセントに
割れた植木鉢も使い方は様々です。
花壇のちょっとしたアクセントとして楽しむこともできます。

 

おわりに

ジャンクガーデンについて簡単にご紹介させて頂きました。

素敵、と思って頂けたなら幸いです。

経済的な庭造りとも言えますし、劣化のある空間が、程よい安心感も与えてくれる気がします。



古びたお気に入りの雑貨を捨ててしまう前に、少しだけ庭やベランダを眺めてみて下さい。

見慣れた風景の中に、新しく活きる路を与えられるかもしれません。

 
 コラムニスト情報
haizi
性別:女性  |   現在地:横浜市  |  

狭い玄関先&駐車場の庭を日夜開拓する
玄関先ガーデナー haizi と申します

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