すぐ試せるストレス解消術!自律神経を整える「ツボ押し瞑想&呼吸法」のやり方
こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
皆さんは、ストレスやイライラを感じた時、どのように対処をしていますか?
ヨガは、ポーズ(身体)を整え、視点を定めて意識をリラックスさせつつも集中し、呼吸を整えることで、心も整えるメソッドです。
ヨガのメソッドを取り入れながら、いつでもどこでも心を落ち着かせることができる瞑想法をご紹介します。
自律神経には、活動時に働く交感神経と休息時に働く副交感神経があります。
ストレスと交感神経
ストレスを感じた体は、それに抵抗をしようと、交感神経の働きを優位にします。
呼吸は浅くなり、血管は縮み、内臓への血流を抑える代わりに、心臓がバクバクして筋肉を緊張さるのです。
交感神経の働きが活発になると、通常、バランスを取るために、反対の働きをする副交感神経が無意識に働きます。
しかし、強いストレスや持続的なストレスが加わると、体の絶妙なバランサーの働きが崩れてしまうのです。
そこで、意識的に副交感神経の働きを刺激し、自律神経のバランスを整えることが必要になります。
ヨガのメソッドでは、意識を集中させてポーズ(身体)と呼吸を整えることが特徴です。
ストレスの対象に意識を集中させると、余計に心臓がバクバクするかもしれません。
しかし、ストレスを感じた時、副交感神経を刺激するツボや呼吸法に意識を向けると、気持ちが落ち着いてきます。
私達は、同時に複数の刺激がある時、両方ではなく、どちらか片方に注意が向きやすいと言われています。
つまり、ツボを押しで感じるイタ気持ち良さは、ストレスを離れ、ツボや呼吸に意識を向けやすくしてくれるのです。
例えば、タンスの角に足の小指をぶつけて(刺激①)痛がっている最中に、震度7の地震が起こった(刺激②)とします。
そうすると、刺激①のことは忘れ、刺激②に注目しますよね。
ストレスを感じた時、ツボ押しという新たな刺激を与えます。
すると、今まで感じていたストレスへの執着を断ち切り、自律神経のバランスを整えることができるという訳です。
それでは実際に、ツボ刺激と呼吸法を行ってみましょう。
自律神経を整え、ストレスを解消するツボを3つご紹介します。
合谷のツボ
手の甲の、人差し指と親指の骨の合わさる場所で、人差し指の骨の方へ向かって押します。
親指、人差し指、中指、小指の爪の付け根を挟むようにして、つまんで押します。
百会のツボ
頭のてっぺんを、指で指圧します。
どのツボでも良いので、自分がストレスを感じた時に、とっさに押しやすい場所を選んで押してみましょう。
押しながら、呼吸を意識していきます。
息を吐くタイミングでじっくりとツボを押し、吸うタイミングでゆるめることを、3分間続けて下さい。
息は、ゆっくり吐き切ったり吸い切ったりします。
ツボ押し&呼吸法で生まれる瞑想の効果
ひたすらツボ押しと呼吸に没頭することで、瞑想効果も生まれます。
脳からアルファ波が出て頭がすっきりし、心が浄化されていくでしょう。
ストレスから離れると、一時的な辛い気落ちが薄れます。
そして、自分を客観的に見つめたり、視点を変えるゆとりも生まれるかもしれません。
習慣になると、ストレスを感じそうな時に無意識にツボに手が行き、無心で呼吸を深く整えている自分に気付くと思います。
物事のより建設的な解決、冷静で賢明な対応に役立つと幸いです。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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