生理前後の体調変化は「排卵日」が原因かも!排卵日のつらい症状と対策・対処法
毎月1度の排卵日。
この期間、女性の身体は出血や腹痛、腰痛、吐き気、眠気など、どうしても体調変化を起こしやすい時期です。
そもそも排卵日とはいつ訪れ、何のために起きるのか、ハッキリ知っている女性は実は少ないのではないでしょうか。
一言で言うと、「妊娠しやすい期間」です。
女性の卵巣の中では「卵胞」というものが育っており、それはある程度まで成長すると、卵巣から飛び出します。
これを「排卵」と言います。
卵巣から卵子が放出されるこのタイミングは、女性が最も妊娠しやすい時期と言われており、妊活をしている人にとって重要な期間です。
排卵日は、生理が始まった日のだいたい14日後あたり。
しかし、生理同様、個人差があります。
薬局で売られている「排卵日チェッカー」を使うと簡単です。
ただし尿で調べるので、使い捨てです。
生理を記録しておくアプリなどは、生理開始日と終了日を記録しておくと、大体の排卵日をカレンダーで示してくれるものも多いので、女性であれば1つ入れておくとよいでしょう。
基礎体温専用の体温計で、毎朝体温を測ります。
体温が低い時期と高い時期があると思いますが、体温が低い時期は「生理から排卵日あたり」、高い時期が「排卵日あたりから生理前」となります。
体温が低い時期の中でもかなり体温が下がる日があるかと思いますが、その日の前日か、その日から体温が上がっていく期間が排卵日であることが多いようです。
生理周期が毎月きちんとしたサイクルの人は、生理が来た日から逆算して14日(±2日)を調べると、かなり正確に排卵日を知ることが出来るでしょう。
本格的に妊活をしている人は、病院へ行き、超音波検査で「卵胞」の大きさを調べて貰うことです。
卵胞が約20mmになると、排卵日が近くなっている証拠。
月経周期の12~14日目程度のタイミングで産婦人科などに行くと良いでしょう。
排卵日には、以下のような症状が起きやすいようです。
- 下腹部痛が起きる
- 少量の不正出血
- おりものの変化(粘り気を帯びる)
- 胸の張りがつらい
- 頭痛が起きる
- 吐き気
- イライラ、怒りっぽいなど精神的症状
- 眠気がひどい
どれも女性ホルモンの影響が関係しており、セロトニンも減少しがちなため、メンタル不調を訴える女性も多いようです。
生理中もそうですが、冷えは血行不良を招き、症状を悪化させます。
表面だけでなく体内から身体を温めるようにしましょう。
生姜やニンニク、白湯など身体を内側から温めてくれる食材を取り入れましょう。
デスクワークなどで同じ姿勢を続けると、どうしても血行不良を招きます。
通勤中や休日などはウォーキングを心がけ、仕事中も1時間に1度、ストレッチを行いましょう。
特に骨盤周りの血行を良くすると、腰痛改善にもなります。
寝る前に身体を伸ばすことは、質の良い睡眠にも繋がるのでお勧めです。
1日のコリや疲れ、血行不良を解消するのが湯船。
入浴剤などを入れてリラックスするとともに、全身の血行回復を行いましょう。
ぬるめのお風呂に15分程度浸かることで、神経を鎮め、ストレス解消にも繋がります。
排卵日や生理中は女性ホルモンのエストロゲンが減少しますので、補ってあげたいですね。
大豆に含まれるイソフラボンはエストロゲンと似た働きをするため、不調期間は積極的に摂りたい食材です。
豆腐や豆乳、納豆などは毎日取り入れやすいですね。
体質改善には漢方も効果的です。
薬局に売られているものでも良いですが、薬剤師さんや漢方専門のお店で相談をし、まずは3か月続けてみてください。
人によっては1か月半くらいから効果を感じ始めるでしょう。
人によってはピルを使用すると症状がかなり軽減されるようです。
医師と相談しながら服用してください。
いつも忙しい女性も、この期間は1時間早めの就寝を心がけたいものです。
ホルモンの変化には勝てませんので、「そういう時期なのだ」と身体を労わることも必要です。
どうしても月に1度やってくる排卵日。
これに打ち勝とうと頑張ると身も心も疲れてしまいますので、「そういうものなのだ」と受け入れ、いつも頑張っている女性もこの時は「自分を甘やかす」ように労わってあげましょう。
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