みぞおちが痛い、苦しい!痛みの症状別でみる症状・原因・対処法
みぞおちが痛む、押すと痛い、ズキズキする、吐き気がする…原因と治し方を解説。ストレスや食べ過ぎ、病気など痛みの症状別から対処しましょう。
お腹の上部にある、くぼんだ場所。それが「みぞおち」です。
「鳩尾(きゅうび)」と呼ばれるこの場所が痛む原因と対処法をご紹介します。
「みぞおちの痛み」といっても、その原因はさまざま。
まずは、「一時的な痛み」から見ていきましょう。
これは、暴飲暴食や、トウガラシなどの刺激物をとった時に起こります。
ここから急性胃炎に至ることもありますが、基本的には安静にしておくことで数時間~数日で快癒します。
ただ、痛みが激しくなったり、痛みが止まらなかったりする場合はやはり病院に行くことが必要です。
食中毒や食あたりによってみぞおちに痛みが走ることもあります。
これは「腐ったものを食べた」「悪いものを食べた」ということだけでなく、「水が合わなかった」などのようなケースでも起こります。
特に、海外旅行の場合は、「硬水か軟水か」をよく確認しましょう(日本は軟水です)。
例えばイタリアではそこかしこに水が飲める場所がありますが、ここで使われている水は原則として硬水であり、日本人はお腹を壊してしまうことがあります。
このような場合、市販品の薬(慣れた日本製の利用をお勧めします)を飲むことで改善することもありますが、ひどい場合はやはり病院に行くようにします。
登校拒否の子どもが、「お腹が痛くて学校にいけない」と訴えることがあるように、みぞおち(腹部)の痛みとストレスは密接な関係があります。
検査で「異常なし」と判断される過敏性腸症候群の場合もありますが、検査で異常を発見することのできる神経性胃炎の場合もあります。
いずれの場合でも、これらに対する対処策は、医療分野の領域にあります。
心療内科に行く必要があったり、薬を飲んだりする必要があるでしょう。
しかしそれと並行して、「ストレスから身を守る生活」を心がけることも重要です。
ストレスの原因であるストレッサーから離れる方法を考えるか、医療機関、会社の人事等に相談しましょう。
これ以外にも、心筋梗塞や胆石症、あるいは十二指腸潰瘍の症状の一つとして、みぞおちの痛みが出てくることもあります。
心筋梗塞などは「死」と直結する恐ろしい病気です。
高血糖や高血圧、高コレステロールである人が頻繁にみぞおちの痛みを覚えるようならば、一度病院で検査や診察を受ける必要があるでしょう。
みぞおちに限らず、「痛み」というのはとても不快なものです。
しかし、体の異常を知らせるアラームとしても機能しますから、痛みが起きたのなら、自分の行動を振り返り、きちんと対処方法を練っていくことが重要です。
|
|
Latte Columnist
|
|