急な神経痛は「安静」と「温め」で乗り切れ!自宅でできる緊急対処法
腰や歯などに多い「神経痛」症状。病院に行かないで出来る緊急対処方法を紹介。「温める?冷やす?」「ロキソニンは効く?」といった疑問にお答えします。
実は「神経痛」という病気は存在しません。
何かの病気が原因で起こる、症状の一つを表す名称なのです。
ただ、神経痛のなかには、「何が原因か」というのが分かっているものと、分からないものがあります。
神経痛が出た場合、病院に行くのが確実ですが、「今の時間からでは病院が開いていないので、とりあえず自宅で何とかしたい」と考える人もいるでしょう。
腰の神経痛が家で出た場合、とにかく行動をやめ、安静にすることが大切です。
イスに座る場合は、腰あてを利用し、負担を軽減します。
この状態でも楽にならないということであれば、座ることも諦め、横になりましょう。
その際も、腰に枕をあてるなどをして、痛みが少なくなる姿勢をとることが大切です。
「眠れないほど痛い」「じっとがまんしていても、泣きそうなほど痛い」という場合であれば、薬を使ったり、温めたりといった行動が必要です。
「痛みが出たとき、冷やすべきかそれとも温めるべきか?」というのは、しばしば取り上げられる議題です。
これは原因や症状にもよるのですが、神経痛の場合は、「温める」が正解です。
神経痛は、温めて血管を広げることで痛みが改善する症状だと考えられています。
血行がよくなった体は、細胞の隅々まで栄養や酸素を供給できるからです。
もっとも手っ取り早くて効果的なのは、お風呂にじっくり浸かることです。
シャワーではなく、湯船を利用するとよいでしょう。
「お風呂には入れない」「もうお湯を流してしまった」ということであれば、カイロなどでしのぎます。
手で持つタイプのカイロはすぐに温かくなりますが、寝ている間にずれてしまうことも。
貼るタイプのカイロがよいでしょう。
「とにかく痛くて何も考えられない」「痛みが激しすぎて動くこともできない」という場合は、痛み止めの薬を使います。
炎症を抑えて痛みをとるための薬を利用するのです。
頭痛や生理痛など、「様々な痛みに効く薬」として多くの人が利用しているロキソニンは大変有用なものですし、「ロキソニンは神経痛に効果がある」としている人もいます。
今は薬局でも買えるので、常備薬として家庭に置いている人も少なくないでしょう。
ですが、ロキソニンは神経系の痛みには効果がないと言われており、「ロキソニンは効果がない」と考える専門家もいますから、過信は禁物です。
神経痛はストレスからも発症することもあり、プラシーボ効果で効いている可能性も。
そうなりますと、ロキソニンがない場合はとりあえずバファリンなどの鎮静薬を飲んでみてもいいかもしれません。
神経痛は非常につらく、日常生活まで冒してしまうもの。
早く治して、健康的な毎日を取り戻したいものですね。
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Latte Columnist
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