寝る前の快眠ヨガ!夜におすすめのリラックスヨガポーズと、自宅で行う時のコツ
ぐっすり眠りたいなら、寝る前の「夜ヨガ」がオススメ!シンプルで簡単なのに、心身共にリラックスできて、快眠できるようになるポーズを紹介。朝も気持ちよく起きられるようになります。
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
朝起きた時、疲れは取れていますか?
すっきりしていますか?
夜にぐっすり眠れると、爽やかに朝を迎えられますが、寝つきが悪い・眠りが浅い・体や頭の緊張が取れないと、満足感が下がるものです。
今回は、心身共にリラックスして深く眠り、気持ちよく起きるための夜ヨガをご紹介します。
私が夜に行っているヨガレッスンでは、照明を黄色い光のダウンライトにして落とし気味にし、小さな音でリラックス音楽を流すようにしています。
また、室温は温かめに設定し、周りが気にならない落ち着いた空間作りに努めています。
すると、お客様の中にはスタジオに入って座るなり、うたた寝を始める方もいます。
ポーズを取りながら眠る人もいますし、最後のシャバアーサナ(仰向けになって休む)の時間には、熟睡してしまう人もいます。
リラックスをしやすい空間づくりは、それだけ大切なのです。
家で夜ヨガをする場合も、お部屋を落ち着く空間に
家で夜ヨガをする際も、照明を暗めに落とし、無音もしくはリラックスできるゆったりした音楽を流すと心落ち着きます。
室温も温かくし、目に見える範囲に物を置かないことも大切です。
物が置いてあると、それから連想して「家事をしなきゃ」「○○はどうだったかな」などと頭が働いて、落ち着かないからです。
そうして落ち着く空間を整え、ヨガを行うと、深い呼吸で体を無理なく伸ばすので、余分な体の緊張が解け、脱力していきます。
頭は空っぽになり、一日のストレスも忘れて流れていきます。
副交感神経の働きが良くなるので、胃腸の働きや新陳代謝、体の疲れを修復し、老廃物が流れるようになります。
まさに、睡眠導入にうってつけの状態になるのです。
どれも、体の重みを預けて深い呼吸を繰り返すポーズです。
時間はいくらかけても構いません。
とてもシンプルなポーズばかりなのですが、普通に眠る体勢に比べて、より深くリラックスできるでしょう。
布団や机にもたれかかるポーズ
たたんだ布団に突っ伏すようにもたれかかり、そのまま深い呼吸を繰り返します。
下を向いて視界を遮り、情報を遮断します。
足は投げ出してもいいですし、割座(女の子座り)やうつ伏せで片膝を曲げた状態でもいいでしょう。
また、下の写真のように、机にもたれかかってもOKです。
背中から頭の部分に布団などを高めに置き、寄りかかって足裏同士を合わせて仰向けになります。
横から見たところ
上から見たところ
股関節が解放されて、リラックス効果を感じます。
背もたれがあることで、より安心感があります。
椅子に膝下を乗せて仰向けになり、背中から頭にも厚めのマットまたはブランケットなどを置きます。
肩より頭を少し高めに設定すると、快適です。
適当な椅子がない場合は、壁に足を伸ばすか、曲げて寄りかからせます。
ヨガレッスンに参加した方もおっしゃいますが「このまま終わらずに眠って朝を迎えたい…」、そんな風に思われるのではないでしょうか。
ヨガというと、複雑で難しいポーズを連想されるかもしれませんが、心と体を安らぎに導くのがヨガの効果・役割のひとつでもあります。
どうぞ気軽に取り組んでみてくださいね。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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