赤ちゃんが泣き止む音の出し方!夜泣きにも効果的な対策法まとめ

執筆者: 天野てんすけ
赤ちゃんが泣く原因は様々

 赤ちゃんが泣く理由は、時間と場所によって様々です。

「空腹」や「げっぷが出ない」などといった「生理的理由」で泣くこともあれば、「おむつを変えて欲しい時」や「暑さ寒さ」などの「不快感からくる理由」で泣くこともあります。

まずは赤ちゃんが泣いている理由を素早く把握することが何より大事ですね。


また、もしも赤ちゃんが高熱にうなされているのであれば、まずは落ち着いて、深夜であっても病院へ連絡しましょう。

その際は症状やいつから病状に気が付いたかなどの情報をきちんと伝え、応急処置を施しかたなどの指示を受けてから、すぐに病院へと向かいましょう。


赤ちゃんが泣いている理由が分かって、きちんと対応したのにまだ泣き止まない……そんなときは、以下にまとめたテクニックを是非お試しください。

 

 

テレビの砂嵐の音を聞かせる

すこし懐かしいあの「ザー」というテレビのノイズは、赤ちゃんがお母さんのお腹の中で聞いていた胎教の音によく似ているそうです。この音を聞かせてあげると、赤ちゃんは安心して眠りにつくことが多いそうですよ。

ちなみに赤ちゃんが眠りやすくなるノイズ音は、ホワイトノイズといいます。

大人でも、ホワイトノイズを聞いているといつのまにか眠りに就いていたという話もありますね。

ビニール袋をガザガサする

スーパーの買い物袋など、厚手のビニール袋をガサガサ擦り合わせる音。これも胎教の音に似ているため、赤ちゃんは安心して泣き止みます。

このとき無為にガザガザと音を立てるのではなく、落ち着いた状態のお母さんの心音のリズムを真似るとさらに良いとのこと。

ドライヤーの音を聞かせる

赤ちゃんの耳から30cm以上離したところでドライヤーのスイッチを入れると、ドライヤーの音に反応して泣き止むことがあるそうです。

こちらもお母さんのお腹の中で聞いていた音の再現ということですね。

ただしドライヤーの風を直接赤ちゃんに向けるのはNGです。

 

そっと耳をくすぐる(優しく息を吹きかける)

赤ちゃんの耳にそっと指を入れてコチョコチョとくすぐると、赤ちゃんは驚いたような楽しいような表情で、ケラケラと笑います。

また、少し遠くから耳に「ふーっ」と息を吹きかけても同様の効果があるとのこと。

赤ちゃんはまだ外界からの刺激に慣れきっていません。

あらゆることが初体験なので、泣いている最中であっても予想外の刺激に対しては優先して反応してしまうようです。

もちろん強くしすぎるのは危険ですので、力加減にはご注意ください。

赤ちゃんに鏡を見せる

ある程度成長した赤ちゃん(生後一年以上)は、鏡を見せることで泣き止むことがあるそうです。

鏡を見せるだけなら大きな音も必要ないですし、深夜でも気兼ねなく使うことが出来ますね。

 

ちなみに興奮して吠え出した小型犬にも効果があるとのこと。

鏡を見てハッとするのは、人間だけではないようです。

 

赤ちゃんを寝かせるアプリを使う

近年ではスマホアプリを使って赤ちゃんを眠りに誘う方法も出てきています。

テレビの音、ドライヤーの音、ビニールの音など、様々な音を「合わせて」使えるので大変便利です。

無料のオルゴールアプリもあるので、赤ちゃんが泣き止んでくれるかどうかは別としても、聞かせておくと喜んで遊んでくれることでしょう。

 

 

お母さんの心臓の音を聞かせる

赤ちゃんは10ヶ月もの間、お母さんのお腹の中にいて、その間ずっとお母さんの心臓の音を聞いていました。

この世に生を受けたばかりの赤ちゃんは、自分を360℃すっぽり包んでくれていたお母さんの鼓動の音が恋しくて仕方がないのです。

 

「大丈夫だよ、ここに居るよ」という気持ちを込めて、赤ちゃんに心臓の音を聞かせてあげましょう。やがて赤ちゃんは安心して眠りにつき、そうして少しづつこの世界に慣れていくことでしょう。

お母さんの子守唄を聞かせる

「ねんねん ころりよ おころりよ」のフレーズで有名な「江戸の子守唄」を始め、日本には数々のすばらしい子守唄が存在します。

おかあさんの愛情がこもった子守唄は赤ちゃんの夜泣きに効き目バツグン!子守唄は、現代まであらゆる時代の母たちによって歌い育まれてきたのです。

子守唄こそまさに日本の宝唄と言えるでしょう。


また、お母さんの心臓のリズムに合わせて赤ちゃんの背中を優しく叩いてあげると、より一層効果的です。

 

 

赤ちゃんと肌と肌を触れ合わせる

赤ちゃんに「親」の存在を肌で伝えるこの方法は、いわば親子間で交わされる、言葉を介さない最上のコミュニケーションです。

この世に生まれ落ちて間もない赤ちゃんにとってなによりも大事なのは、この世界には「親」という安心して身を任せられる存在がいるということを、肌で分からせてあげることです。

 

まだ自我が宿っていない赤ちゃんに「自分は守られているんだ」ということを実感させてあげるために、お父さんやお母さんの体温を直接伝えてあげる機会を設けましょう。

だんだん赤ちゃんとの呼吸が合ってくるころには、赤ちゃんはすやすやと眠りの中です。

 

ただし、この方法は温かい部屋で行うことが大前提です。

緊張していたり、お母さんの呼吸が乱れていると逆効果になりますのでご注意を。

 

 

おわりに

赤ちゃんは泣くのが仕事と言いますし、いとしいわが子の元気な仕事ぶりは大変結構!

なのですが、大人には大人の都合というものもあって、時には赤ちゃんにお仕事を控えてもらいたくなることもきっとあるでしょう。

そんな時に今あげたテクニックは重宝します。

 

でも時間のある時は、ぜひ自然と眠りに就くまでは傍に居て、背中を撫でながら子守唄を聞かせてあげてくださいね。