冷え性体質を改善!体がぽかぽか温まる、お部屋ストレッチポーズ7選

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
はじめに

そろそろコートを着る季節がやってきます。
冷え症で毎年辛い思いをされる方もいることでしょう。

ちょっとした意識・ポーズなどで、冷えを撃退させる体質を作っていくことが出来ます。
コツコツと積み重ねて習慣にする必要はありますが、誰にでも出来る簡単なことばかりです。
今年の冬を、温かく過ごすヒントになれば嬉しいです。

 

腹式呼吸

 

下腹と腰(仙骨)に手を当てます。
息を吸うと、下腹が膨らんで、手と接する部分がカイロを当てたように温かくなるとイメージします。
息を吐くと、下腹が凹んで、腰(仙骨)と手が接する部分がカイロを当てたように温かくなるとイメージします。

温かいボールが呼吸と共に腹の前後をゆっくり行ったり来たりして、腰回りがポカポカと温かくなります。
副交感神経を優位にして、手足の末端も温まり、心も落ち着きます。

 

肩甲骨を寄せる

 

両手を後ろで組み、両肩を後ろに引いて肩甲骨を寄せます。
出来れば肘を伸ばして、手のひら全体が互いにくっつくぐらい、しっかりと手を組みます。

肩甲骨の間・首の周り・体側などには、代謝を上げ、脂肪を燃焼するスイッチを入れる褐色脂肪細胞があります。
それを刺激し、また胸を広げることで、免疫を高める胸腺の刺激をすることが出来ます。

背中から温まる、痛気持ち良いストレッチです。
このストレッチをした後に、ウォーキングや家事などで体を動かすと、運動の効果・消費カロリーが上がります。

 

足首を回す

 

寝ている時も、座っていても、時を選ばずすぐに出来るエクササイズです。

足首を大きくしっかりと回します。
最初は数回大きく回すだけで疲れるかもしれませんが、慣れてくれば100回200回と回せるようになります。

代謝を高め、体が温まり、むくみ解消、引き締め効果もあります。

 

首・手首・足首を温める(冷やさない)

血液を作る骨髄や、免疫に関わる細胞が集まっている、大切な部分でもある首・手首・足首。

また、筋肉や脂肪が比較的薄く、一度冷やすと体の芯から冷えてしまうことから、マフラー・手袋・レッグウォーマー等で熱を逃さず保温をするようにしましょう。

また、首の後ろには、冷やしたり硬くしたりすると風邪(ふうじゃ)が入るという、大椎のツボもあります。
温め、そして硬く凝らないように、時々姿勢を見直してみましょう。

 

手の指同士を合わせる

 

手の指をふんわりと曲げて、左右を合わせます。
指先や手のひらは、体中でもエネルギーの出入りがあり、エネルギーにあふれた部分です。

すぐに氷が解けるように、指先の合わさったところからじんわり温まり、手のひらの間は空気が温かく感じられます。

それを感じながら、落ち着いて呼吸を繰り返します。
「温かい」と感じる五感は、落ち着いて意識をすると感じ取りやすくなります。

 

手のひら・足の裏・足指を力いっぱい開く

 

手のひらを、指も最大に広げて、手の色が変わるくらい力を入れてみましょう。
血液が回って温かくなってくるのが分かります。

同様に、足の指も力いっぱい大きく広げます。
足指は動かしにくいですが、繰り返し続けていると、徐々に動くようになってきます。
立っている時も座っている時も、いつでも試せる方法です。

 

手足ブラブラ毛管運動

 

仰向けになって手足を空中に持ち上げ、ブラブラと細かく振ります。

毛細血管の血流が良くなり、老廃物を流し、体を温めます。
家に帰ってきた時や寝る前など、気楽に続けてみて下さい。

 

おわりに

いかがでしたか?
思い出すことさえ出来れば、今すぐ出来ることがたくさんありますね。
人間も動物ですから、頭だけでなく体を動かすことで健康になれるように出来ています。

今年の冬は、セルフケアで快適・ポカポカに過ごしましょう。

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com