ストレスが原因のじんましん、治し方は?「心因性蕁麻疹」の症状と対処法
ストレスや疲れが原因で出るじんましんを「心因性蕁麻疹」と呼びます。体験談を交えつつ、心因性じんましんの症状や対処法を探っていきます。
ストレスや疲れが原因で起きる「心因性蕁麻疹(じんましん)」
前回、蕁麻疹(じんましん)の種類や緊急対処法についてご紹介しました。
今回は、多くの現代人が抱えているストレスが原因とされる「心因性蕁麻疹」について、筆者の体験談も交えて掘り下げていきたいと思います。
心因性蕁麻疹(じんましん)とは
- 1日の終わりに発症することが多い。
- 同じ時間に発症することが多い。
- 出る部位が同じである。
- 1時間程度で治まる。
- 赤いぶつぶつが痒い。
心因性蕁麻疹は、ストレスや疲れが原因となって引き起こる蕁麻疹です。
- 極度のプレッシャー
- 精神的ストレス
- 肉体的な疲労
蕁麻疹は、ヒスタミンという物質が血管に作用して起こります。
一般的な蕁麻疹の治療には、抗ヒスタミン剤を服用することになりますが、心因性の場合は、ストレスの軽減が最も重要です。
掻きむしらない・気にし過ぎない
痒みを伴う蕁麻疹は辛いものですが、掻きむしると症状が広がってしまうことがあります。
蕁麻疹が出たことだけでストレスを感じ、さらに症状が悪化してまたストレスを感じる。
このような悪循環に陥らないようにしましょう。
心因性蕁麻疹は、時間が経過すれば一先ず治まります。
患部を冷やしたり、リラックスするように心掛けて下さい。
溜まったストレスを発散させることはもちろん、日常的にストレスを溜めない生活を送ることも大切です。
- 日頃からちょっとした歩きを取り入れるなど、適度な運動をして、心身ともにすっきりさせる。
- 毎日、規則正しい生活を送る。
- 免疫機能を低下させる睡眠不足はNG。十分な睡眠を取り、肉体的疲労も溜めこまないようにする。
筆者の場合は、仕事によるストレスが重なり、心因性じんましんが起きました。
その時の特徴は、以下の通りです。
両腕の主に内側、手の甲、指の毛が生える部分に、赤いプツプツやみみず腫れのような腫れが起き、痒みがある。
おおよそ一週間ほど。
週末にたっぷり睡眠を摂ったところ、回復。
週末に病院に行こうと思っていましたが、土曜日に回復の兆しがあったため、待っていました。
これを2週繰り返しました。
かなり精神的ストレスが重なっていましたが、初めはダニによるじんましんかと思い、ダニ対策を行っていました。
しかし場所問わずじんましんや息苦しさが発生し、同時に自分でもストレス過多を感じていたため、もしかして「ストレスによるじんましんか!?」と感じ始めたのがきっかけです。
さらに、夜遅くにアルコールを摂取したその翌日から、一気にじんましんが悪化。
疲れ+アルコールによる血行促進+ストレス+寝不足のコンボが原因かなと、自分なりに感じました。
※実は翌週も同じ日にアルコールを摂取したところ、じんましん発生。
そのさらに翌週、アルコールを摂取しなかったところ、じんましんはかなり軽度ですぐに消えました。
ストレスが軽減する土曜日にノンアルコールを飲んだところ、こちらもじんましんは軽度で、翌日夜には消えました。
これは筆者の体調と状況によるものですので、当然個人差があります。
参考程度に留めておいてください。
どのみち痒いのですが、以下の対処療法を行いました。
☑ 冷やす
☑ 虫刺され用の薬を塗る(筆者はムヒとムヒアルファEX)
☑ 温かい風呂やシャワーは避ける
☑ とにかく睡眠を摂る
☑ とにかく掻かない!掻くと悪化しました
(どうしても…!というとき、服の上から軽くポリポリするだけ)
☑ 日焼け止めや香水、ボディ用化粧水などは一旦すべて止めてみる
これで週末まで耐えていました。
市販のムヒ系、じんましん系の塗り薬はそこそこ痒みを抑えることが出来ましたので、病院へ行くまでの緊急用としては、お守り代わりになりそうです。
お伝えしている通り、心因性蕁麻疹は時間と共に治まります。
しかし、極度の精神的負担が掛かっている場合は、重症化してうつ病などを引き起こす可能性もあるのです。
うつ病になってしまうと、ストレス軽減も難しくなるでしょう。
蕁麻疹は皮膚科に掛かることになりますが、不安や抑うつなどの精神的な症状を感じた場合には、心のケアをしてくれる医療機関を受診することも視野に入れましょう。
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心因性蕁麻疹は、例え自覚症状がなくとも、ストレスによる危険信号、体からのSOSだと思いましょう。
実際、筆者はきちんとストレスケアをしているつもりでも、数々の心因性病が身体に出始めていました。
今の自分の生活スタイルや仕事の内容を見直してみて下さい。
治らない場合、医療機関への受診をおすすめします。
手遅れにならないよう、ご自身の心と体に丁寧に向き合ってあげて下さいね。
記事の情報内容については、特定の商品やサービス、方法などの効能効果や完全性、正確性を保証するものではございません。
適切な治療のためには医療機関での診察・治療を受けましょう。
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