朝、ぐずる子供にはこう対応せよ!言うことを聞かない「くずり」対処法 (2/2)

忙しい朝、ぐずる子供の対応を紹介。「着替えたくない!」など、我儘や言うことを聞かない子どもを叱るのは逆効果。さて、正しい対処法とは?

執筆者: mica 職業:子育てアドバイザー・ライター
TPOに合わせた服でないとダメな時は、“選択方式”で

ただ、TPOを考えなければならないときは、“選択方式”がお勧め。

 

「この組み合わせとこの組み合わせ、どっちがいいかな?」と提案しましょう。

子どもは、自分が選んだ服だったら、喜んで着るものです。

 

ママの意見の押しつけはNG!

「洋服が気持ち悪い」という理由であったら、「どの洋服がすきなの?」と選んでもらったり、もしどの服も子どもにとってゴワゴワで着たくないのであれば、「そうか、じゃあ今度一緒に買いに行こう。今日だけ着られる服は無いかな?」などと提案したりしてみてください。

 

妥協案は、双方の理解の元でのみ出てくるもの。

決して押し付けられて出てくるものではありません。

 

よく聞くと、重要な真のメッセージが隠れていることも…

服を着たくない、という裏に「幼稚園や保育園に行きたくない」というメッセージが隠れていることもあります。「もしかして行きたくないの?」と聞いてみると、「友だちが、いつもおもちゃを貸してくれない」などの理由が出てくることがあります。

この場合、親が具体的な解決をすることは不可能です。

ですが、親にしか出来ない大事なことがあります。

 

それは、子どもが前へ歩き出す元気をチャージすること。

「それはいやだったね。ママもそんな風にされたら悲しくなるなぁ。どうしたらいいんだろうね」とひたすら共感してあげてください。

そのうちに、話を聞いてもらって満足した子は、けろっと着替えだすかもしれません。

 

おわりに

こどもが親を困らす主張をしているとき、彼らは「ママ、パパ、ぼくの話を聞いて!」と全身で訴えているのかもしれません。

 

いつもは難しくても、タイミングがうまく合ったときは、子どもの目を真っ直ぐ見て、「あなたが何を困ってるのか、ママは知りたいし、それを助けたいと思ってるんだよ」と伝えてあげてくださいね。

 
 コラムニスト情報
mica
性別:女性  |   職業:子育てアドバイザー・ライター

シンガポール在住、四児の母。


子どもが通う幼稚園は、「子どもの行動はお母さんに原因がある」とばっさり切られるところ。
そこでの洗礼と愛で、母としてタフになりました。


子育て系、旅レポートライターとして活動。
子育てアドバイザーとしてお話会などもしています。

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