メガネもコンタクトも嫌!レーシック手術は危険or安全か、専門家が解説! (1/2)
レーシック(LASIK)手術は危険?安全?視力が回復し、メガネもコンタクトもいらないものの、長期だと乱視や視力低下などのデメリットも?
こんにちは、眼科検査技師の中根千恵です。
最近よく「レーシック手術は安全ですか?」という質問を受けます。
正直、答えは「分かりません」です。
それには色々な理由がありますが、最大の理由は「レーシック手術が普及してから、まだ歴史が浅い」ことが挙げられます。
レーシック手術を受けた患者様の50〜70年先はどうなっているのか、臨床結果が存在しないのが現状だからです。
しかしながら、レーシック手術を受けた事でQOL(quality of life)が向上し、快適な生活を送っている方々は大勢いらっしゃいます。
ですが、安易に手術を受けるのはお勧め出来ません。
レーシックのメリット・デメリットをよく理解した上で、慎重に手術を検討して頂きたいと思います。
ものをはっきり見るためには、眼内に入ってきた映像が網膜上にピントを合わせる必要があります。
ぴったりと網膜上でピントが合えば「正視(せいし)」で、メガネもコンタクトも必要なく遠方が綺麗に見えます。
ですが、このピントのバランスが崩れた状態は「屈折異常」と呼ばれ、遠視・近視・乱視を発症させます。
近視は、遠方が見えにくく、強度近視になるとメガネやコンタクトが必要となります。
遠視は、遠方がよく見えるため、メガネやコンタクトが必要ないと思われがちですが、眼内の筋力を無意識に働かせて無理やり網膜にピントを合わせています。
若い間は、その調節力が補ってくれますが、老化などにより調節力が衰えてくると、網膜にピントが合わなくなり、遠方も近方にも焦点が合わず、遠近とも見えにくくなる場合が多々あります。
乱視は、角膜(黒目)の表面の歪みや水晶体の屈折力などで起こる症状です。
遠近ともに良く見える生活を過ごしていた遠視の方は「老眼」になりやすいと言われていますが、それは少し違います。
「老眼」は白髪と同じく、誰にでも起こる現象です。
近視の人より遠視の人の方が、今までよく見えていた分、老眼にいち早く気付く場合が多いというのが正解です。
現在、広く用いられる術式は、点眼麻酔をして黒目(角膜)の上皮をめくり、レーザーを照射する方法です。
マイクロケラトームという機械で、角膜フラップ(角膜上皮の弁)を作って露出した角膜実質を、エキシマレーザーで照射し、角膜の屈折力を変えて、フラップを元通りに戻す方法です。
視力の回復が早く、痛みも少ない
角膜上皮が損傷を受けないので、視力の回復が早く、疼痛も少なく済みます。
乱視を治すことも出来ます。
レーシックは、全ての人が受けられるわけではありません。
- 角膜が薄い
- 視力が安定していない
- 眼疾患がある
- 内科疾患がある(糖尿病、膠原病など)
- 基本的に20歳以下は手術適応外
後悔をしないためにも、レーシックについてきちんと調べておくことが大切です。
デメリットについても認識した上で、手術を検討しましょう。
- 色彩コントラストが術後に変化する場合がある
- 光やライトが眩しかったり滲んで見える(ハロー・グレア現象)
- 手術中にフラップの離断のリスクがある
- 術後、角膜混濁などの合併症を起こす場合がある
- 保険適応ではないので費用が高い
- 1度行うと元に戻すことは不可能
- 加齢に伴う老眼は避けられない
- 近方をよく見る生活(デスクワーク、編み物が趣味など)の方は、レーシック手術を受けてしまうと眼精疲労になりやすい
レーシック手術をする医師に眼鏡使用者が多いのは、手元の細かい手術を行うためだとか。
レーシックは遠方を快適に見えるようにするための手術です。
まずは、自分のライフスタイルが遠方重視なのかを見極めましょう。
続いて、レーシック手術を受ける上で絶対知っておくべきことを解説します。
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