1日1分でもOK!イライラ、疲れを解消するイメージ呼吸法のすすめ

イライラしたり、疲れがとれなかったりする原因は、心身の充電が切れそうになっているサイン!ストレスなどで消耗した心と体の回復は、マッサージやストレッチにたよらなくても可能です。

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
イライラするのは充電不足かも!イメージ呼吸法で充電しよう

こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガインストラクターの美宅玲子です。

 

忙しいせいか、ちょっとしたことでイライラしたり、人に当たってしまったり、後で後悔するような雑な態度を取ってしまったりしていませんか?

苛立って日常生活に支障が出たり、疲れがたまっていく一方で、なかなか取れなかったりするのは困りますよね。


それは、心身の充電が切れそうになっているサインです。

しっかりと充電してあげれば、擦り切れそうなイライラは自然とおさまってきます。
とはいえ、「ゆっくり寝る暇もないし、何かするためにまとまった時間を取ることもできない」という方は多いと思います。


今回は、日常生活を振り返り、忘れかけていた自然のイメージを心に取り戻す、すぐに実践できる充電方法をご紹介します。

 

 

本当に時間がないですか?

私たちが「忙しい」と言うとき、「改めて勉強をしたり家事をしたりするためのまとまった時間が取れない」ということを言いますが、本当に時間がないのでしょうか?


そもそも、私たちは常に「何かをしている」状態ではないでしょうか。
人と会話する、ニュースを見る、調べ物をする、メールをする、SNSを見る、音楽を聴く…。
何もしない時間のすき間を埋めるように、無意識に「何かをしている」ため、何もしない時間を作っていないとも言えます。

 

特に、スマホ・ケータイ・パソコンなどを見る時間は案外長く、さしたる用事がなくても見てしまい、あっという間に10分15分と経ってしまいます。
それで「時間がない」「忙しい」とは、本当は言えないのではないでしょうか?

「何もしない時間」という充電

普段なら無意識にスマホに手を伸ばしていた時間をやめて、特に何をするでもなく、呼吸の様子、身体の緊張具合などに意識を置いてみてください。
何もしない時間こそ、自分自身に意識を向けてケアをしていく、充電の時間です。


マッサージをしたり、ストレッチをしたり、何かを「する」「動く」のではなく、ただただ、今の自分の状態を感じる・観察するという受け身の感覚でも、十分に脳が休まり、体も休まり、心がすっきりしてきます。

 

 

清らかな自然をイメージする呼吸法

その上で、私たち人間が生まれた環境である自然をイメージして呼吸をゆったり深めることで、よりエネルギーが満ちて、イライラが抜けていきます。

 

例えば…

清らかなお月様が夜空に輝いています。

お月様が、波風ひとつない湖面に映っています。
湖面に映ったお月様を両手ですくって、頭に置き、じんわりと清らかなイメージが頭から体の中へと浸透していきます。

 

このとき、呼吸はゆっくり、深く、落ち着いています。
月のイメージは私たちの心や体を洗い流し、浄化してくれます。

 

 

1日1分でもいい!自分自身に意識を向けて、心身のケアを。

あまりに人工的な情報に満たされ過ぎて、そしてそういった環境に積極的に身を置きすぎていて、心身が消耗していることにも、今まで気づいてなかったのではないでしょうか。


特に何をするでもない「自分の心身に意識を向けているだけの時間」、「自然をイメージする時間」をたった1分取るだけでも、充電効果ははかりしれません。

ぜひ、お試しください。

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com

 

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